ひるまこうむてん若獅子日記-250 スケルトンリノベーション-12

DSCN4833.jpg

浴室は(タカラスタンダード)システムバス/伸びの美浴室

平成30年4月28日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。いよいよ4月も終わり、緑がまぶしい季節になりました。一年で最も過ごしやすい季節ではないでしょうか?当日記も今回で250回目を迎えました。埼玉西武ライオンズのファンである私が、今ではあまり口に出せない?元プロ野球選手のホームラン数525を目指してはじめた日記であります。お陰様でその半分に近づきましたが、まだまだ至らない部分も多くありますので、さらなる向上心で皆様のお役にたてる日記を目指したいと思います。さてリノベーション現場の完成レポートですが、今回は浴室です。浴室と言えばタイル貼り等の作り付けの浴室とシステムバスに分かれますが、今回は2階ということもありシステムバスにしました。各メーカー特色を持ったシステムバスを展開しておりますが、今回は浴室のスペースが、1616サイズ(1坪)や1216サイズ(0.75坪)といった規格の寸法に一致しないため、特注対応の必要性が出てきました。そこで採用したのがホーロー製品で有名な(タカラスタンダード)の伸びの美浴室です。現場の寸法に合わせたセンチ単位での寸法オーダーが可能でありますので、今回のようなリノベーションやリフォーム現場の際には最適なシステムバスです。さらに浴室自体の性能も大変優れています。まあ当然ですね。特注できるだけだったら私は採用しません。ご予算に応じて浴槽を選択でき、壁パネルの色柄ももちろん、シャワー水栓、浴室換気乾燥暖房機、床のタイルに至るまで自分好みの浴室に仕上げられます。壁パネルはホーロー製。汚れや傷に強く、カビの発生も防ぎます。びっくりするくらい耐久性もあり汚れも簡単に落とせます。また浴室全体が断熱材に覆われているので、冬でも暖かい空間です。納まりによってはシステムバスを支える土台の部分もフレーム構造を選択できるので耐震性も高いです。水栓も節湯型、照明もLED器具を採用し浴槽もホーロー製、ステンレス製、人造大理石から選択でき、高断熱浴槽仕様にすることでエコにもつながります。浴室リフォームをご検討されている方は是非一年中快適にご使用できる(タカラスタンダード)システムバスをご採用されてみてはいかがでしょうか?

DSCN4834.jpg

壁パネルとコーディネートしたベージュ色の高断熱浴槽

DSCN4880.jpg

洗い場は本物のタイルが貼ってあります。その下にはしっかり断熱材も入っています。

DSCN4878.jpg

使いやすいサーモスタット式のシャワー水栓です。もちろん節湯型です。

DSCN4877.jpg

換気乾燥暖房機。1台で3役。梅雨の時期の洗濯も、真冬の寒さ対策もこれ1台で解決です。

次回もよろしくお願いします!

ひるまこうむてん若獅子日記-249 スケルトンリノベーション-11

DSCN4853.jpg

LIXIL・エコカラットおしゃれに!機能的に!

平成30年4月12日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。春本番、しかし風が強いし花粉も多いです(泣)。しかし新緑はまぶしくとてもきれいです。これから5月くらいまで一年で一番過ごしやすい季節になりますね。さて今回はそんな過ごしやすい季節の次にやってくる梅雨の時期にピッタリな建材を紹介します。今回のリノベーション現場におきましてもリビングのテレビスペースに施工させていただきました、LIXILの「エコカラット」という商品です。クロスで仕上げるよりもアクセントになりますし、見た目だけでなく機能が優れているんです。色、柄、サイズも豊富なバリエーションが展開されていますが、なんといってもエコカラットの大きな特徴は機能性です。つまり、部屋の湿度や空気を快適に保ってくれる機能があるんです。梅雨の時期のジメジメ感、空気中の臭気やホコリ、そういったものを吸収、吸着させて空間を快適に保ってくれるのです。部屋干しの際の湿気も吸い取ってくれるので、カビの発生やダニの発生も抑えることができ、調理中のニオイ、トイレに貼ればトイレの嫌な臭いの問題も解決します。機能的には珪藻土と同様ですが、水拭きもできるのでお手入れも簡単です。空気中の有害物質も吸着、低減しお子様のアレルギー対策にも大きく貢献します。施工も石膏ボード等の下地に接着剤を使用して貼り付けていくだけなので簡単ですし、新築に限らずリフォームでもかんたん施工が可能です。ちょっとしたお部屋や水回りの模様替えにも対応できるエコカラット。見た目だけでなく、機能面から皆様の生活を快適に保ってくれます。梅雨が来る前にエコカラットで快適な空間づくりをされてみてはいかがでしょうか?

DSCN4632.jpg

石膏ボード下地からの・・・

DSCN4693.jpg

エコカラット!空間に奥行がでてオシャレ度も快適性もレベルアップです。

次回もよろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-248 スケルトンリノベーション-10

DSCN4838.jpg

工事完了ー。素敵な空間になりましたよ。

平成30年4月6日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。東京では桜もピークを過ぎましたが、春本番で過ごしやすい季節になりました。入社式や入学式と何かと節目の季節でもありますね。当店におきましても先代が亡くなり一周忌を迎え、節目となりました。今後もますます皆様のお役にたてるような仕事をしていかなければならないと決意を新たにしたところであります。さて、9回にわたりレポートしてきましたスケルトンリノベーションの工事が本日をもって無事に完了しました。これから数回にわたり完成の様子をレポートしていきたいと思います。まずはシステムキッチン。今回は(LIXIL)アレスタというシリーズを採用しました。内装ドアや引き戸も同メーカーのリビング建材を使用しましたので、扉柄もトータルコーディネートでき一体感を持たせました。換気扇や食器洗い洗浄機の部分もがらを統一してあるので、キッチン自体の見栄えもいいです。機能的にも掃除のしやすい換気扇、浄水器一体型の混合水栓、LEDの棚下灯を採用。カウンターも人造大理石で、シンクは掃除もしやすいんですよ。収納キャビネットは対面式にしてカウンターを載せました。炊飯器、ポット、電子レンジも一カ所でまとめて使用できます。そして給湯器は(ノーリツ)エコジョーズを採用。今まで捨てていた廃熱を再利用してお湯を作る仕組みで従来型よりも省エネ、CO2削減にもなります。せっかくのリノベーションですから快適性かつデザイン性にも優れ、人や地球環境に優しい住宅設備を採用していただきたい、そういう思いで打合せを進め、ご採用いただきました。お客様にも感謝です。次回もよろしくお願いします。

DSCN4841.jpg

(LIXIL)アレスタ/システムキッチン本体です。調理機器はIHです。

DSCN4842.jpg

換気扇フード、ウォールキャビネットも同じ柄で一体感を持たせています。

DSCN4840.jpg

こちらが収納キャビネット。もちろん家電も使用可能です。

DSCN4831.jpg

(ノーリツ)エコジョーズ/オートタイプ。機能も優れ、外観がシルバーで近未来的でかっこいいです!

次回もよろしくお願いします!

ひるまこうむてん若獅子日記-247 スケルトンリノベーション-9

DSCN4631.jpg

クローゼットの建具の取り付けられ、一段と部屋らしくなりました。

平成30年3月26日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。いよいよ春本番といった感じで桜もあっという間に咲き始めました。当店から割と近所にある府中市の東郷寺というお寺(京王線多磨霊園駅より徒歩5分ほどです。)のしだれ桜も満開で毎日のように多くの人でにぎわているようです。さて、着工中のリノベーション工事も引き渡しに向けて大忙しで動いております。前回レポートしましたように内装クロス貼りも着々と進み、リビングや洋間といった部分はほぼ貼り終えました。各入口やクローゼット等の建具も取り付けられ一段と部屋らしくなってきました。残りは水回りや玄関周りの工事を残すのみです。当店のメインであります大工工事(木工事)や耐震補強工事は仕上がって見ると隠れてしまう部分が多いですが、仕上がり具合を目で追うと安心感が芽生え、残りのラストスパートにも力が入ります。完成までもう一息、頑張ります。

DSCN4629.jpg

和室から洋間へ。見た目と同時に性能もアップしています。

DSCN4628.jpg

こちらの部屋も和室でした。新築同様です。

DSCN4617.jpg

養生だらけですが、システムキッチンもしっかり取付けられています。

DSCN4627.jpg

キッチン収納部のカウンターです。タモという素材の集成材を加工して作りました!

次回もよろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-246 スケルトンリノベーション-8

DSCN4612.jpg

クローゼット内部のクロスが貼れました。いよいよ工事も大詰めです。

平成30年3月17日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。3月も中旬に入り明日は彼岸の入り。本当に早いものです。花粉はこれからピークですが、寒さは少しづつ和らいでますね。さてレポートを続けている今回のリノベーション工事も大詰めを迎えています。壁下地もほぼ完了し、壁の石膏ボード貼り、そしてクロス貼りへと進んでおります。大工が壁下地や建具枠取付をしながらボードを貼っていき、廻縁や幅木といった造作材の取付を行った後に内装業者によるクロス貼りへと進みます。クロス貼りの工程は下地処理の後クロス貼りといった流れになりますが、ボード直にクロスを貼るとビスやボードのジョイントが目立ってしまいますので、パテ処理を行います。パテ処理も下地の状況を観ながら2〜3回繰り返します。その後にクロス貼りという流れになります。仕上がってしまうと、各職人の苦労が隠れてしまいますがそういった工程を行っているんだとご理解いただければ幸いです。システムキッチンの設置も完了し、いよいよラストスパートです。次回もよろしくお願いします。

DSCN4594.jpg

白く見えるのがパテ処理です。

DSCN4611.jpg

造作材も付けられ、部屋らしくなってきましたね。パテ処理もがんばってます。

DSCN4596.jpg

システムキッチンの家電収納です。ポットや炊飯器も使用でき、キッチンともコーディネートできているのでデザイン性もいいです。

ひるまこうむてん若獅子日記-245 スケルトンリノベーション-7

DSCN4561.jpg

 収納部位の建具枠と壁下地工事の様子

平成30年3月10日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。早いもので3月も10日になり、季節の変わり目なのかここ最近雨も多いですね。この時期は寒さや雨や暖かさが繰り返しにやってくるような気がします。花粉も飛び始めましたので、体調管理には十分お気を付けいただきたいと思います。さてスケルトンリノベーション工事も大詰めを迎えています。天井、床と完了させ現在は壁下地工事を進めております。同時に室内ドア、引き戸、クローゼットドア等の建具枠取付も進めております。壁下地は柱や間柱といった材料を取付けその下地に対して耐火性のある石膏ボードを貼っていきます。水回りには防水石膏ボードを貼ります。後で戸棚やキッチン等の取り付ける場所には下地補強材を入れておきます。石膏ボード自体には釘やビスが効く強度がないので柱や間柱以外にも木下地が必要な場所があるわけです。もちろんボードを貼る前に水道配管や電気設備配線工事も進めておきます。木製建具枠は作り付けの場合もありますが、最近では建具とセットになった各メーカーの建具枠セットを使用する場合が多いです。ちなみに今回は(LIXIL)のウッディラインというシリーズを使用しています。機能性、コストの面でも優れていますし、デザインも多種多様な展開がありますので、選ぶだけでも楽しめますよ。この壁下地工事を終えると木工事も造作材(幅木や廻縁)取付や仕上げ工事に移っていきますので最終段階も近くなってきます。ここ最近雨が多いですが、現在の大工仕事は室内なので、工事に影響はありませんでした。次回もよろしくお願いします。

DSCN4582.jpg

石膏ボードのサイズに合わせて下地を作っていきます。

DSCN4546.jpg

写真中央の板状や棒状のものが建具枠セットです、こちらを組み立て。取付けていきます。

DSCN4559.jpg

この場所にはシステムキッチンが取り付けられますので、各配管や換気扇用のダクト配管がしてあります、

*次回もよろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-244 スケルトンリノベーション-6

DSCN4513.jpg

フローリング施工の様子。接着剤を塗布しています。

平成30年3月3日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。早くも3月に入り、今日はひな祭りで3並びですね。さて今回もスケルトンリノベーションの紹介です。天井や床の下地が終わり、いよいよ仕上げの段階に入りました。現場の足元も良くなりましたので、工事も捗ります。天井及び床の下地に続いて行うのがフローリング貼りです。最近では下地合板を貼ってからフローリングを貼る2重張りの工法が多いです。捨て貼り工法とも呼びます。2重にすることにより、強度や耐久性も向上しますし将来的な貼り替えもしやすくなります。フローリングの1枚当たりの寸法は1820mm×303mm×12ミリ厚が一般的で1枚1枚を突き合わせて貼っていきます。突合せは実加工(凹凸を組み合わせるような加工です。)という加工が施されており、貼り合わせる際に叩きながら貼り合わせしますので、継目もしっかり密着します。固定はフローリング専用接着剤とフローリング専用釘を使用して固定します。(かがみながらの作業になりますので数日間この作業を行うと腰を痛めます・・・。)フローリングが貼り終えた部分から傷がつかないようにしっかり床養生を行い次の工程へと進みます。ここ最近ではデザイン性や機能性に富んだフローリングが販売されていますので、本格的な改修工事でなくても模様替えのような感覚でもフローリングの貼り換えも可能です。季節の変わり目とともにフローリングも一新してみてはいかがでしょうか?次回もよろしくお願いします。

DSCN4509.jpg

端から順に貼り合わせていきます。

DSCN4510.jpg

貼りながら傷防止で養生していきます。

DSCN4513.jpg

床の次は壁下地工事ですね。次回もお楽しみに!

ひるまこうむてん若獅子日記-243 スケルトンリノベーション-5

DSCN4470.jpg

床下地工事完了です。

平成30年2月23日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。連日オリンピックも盛り上がってますが、まだまだ寒いですね。風邪やインフルエンザもそうですが、住宅にはヒートショックなど冬ならではの危険もあります。なるべく空間同志の温度差をなくすのが理想なんですが、なかなかそうもいきません。少なくとも、事故の多い浴室、洗面脱衣室、トイレ等は使用する前にあらかじめ暖めておくような工夫をしておけば危険性は低くなります。窓の断熱性の向上や暖房器の設置で大幅に環境は改善されますので、お困りの方は是非ご相談ください。さて、現在着工中のスケルトンリノベーションの現場も順調に進んでおり、前回紹介しました床下地工事も完了して天井下地、天井断熱工事へと進んでおります。天井は野縁(ノブチ)という下地材を石膏ボードの寸法に合わせて等間隔に組んでいきます。その上に断熱材を充填し、石膏ボード等の天井材を貼って完了です。(今回の仕上げはクロスを貼りますよ。)断熱材は天井や屋根タルキに収めたりしますが、今回は天井に155ミリ厚のグラスウールを敷き詰めます。既存の天井は断熱材はなく、夏は恐ろしく暑かったようです。性能向上こそがリノベーションたるものなんですよね。これから先はフローリング貼り、壁下地、建具枠(ドアや引き戸)取付といった具合に進んでいきます。いよいよ躯体工事から仕上げ工事へと移っていきます。

DSCN4473.jpg

これはシステムバスが設置された様子です。今しか見れない貴重な?様子ですよ。

DSCN4475.jpg

天井工事は野縁組み→断熱材充填→ボード梁の手順です。

DSCN4474.jpg

床→天井と下地工事が決まってくると部屋らしくなってきますね。

ひるまこうむてん若獅子日記-242 農作業場改修工事

DSCN3515.jpg

工事前の様子。どこか懐かしさが漂う感じでした。

DSCN4234.jpg

改修工事後。現代風にアレンジ。もちろん性能もアップしてます。

平成30年2月19日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。いやー、現在行われている冬季オリンピック、連日日本人選手たちの活躍は本当にお見事ですね!怪我を抱えながらの圧巻の演技だったり、連勝街道まっしぐらの中プレッシャーに打ち勝っての見事な快走ぶりだったり、観ているこちらの方が励まされるようなシーンがありました。私たちの工務店もあの舞台には及ばないまでも、お客様に対し少しでも多くの満足や喜びや感動を与えられるような仕事をしなければならないと思うところであります。さて、今回は昨年秋頃からつい先日まで工事させていただいた農作業場改修工事の紹介です。一部古材を使用した車庫を含めた農作業場の改修のご依頼をいただきました。築年数は不明ですが、間口3間×奥行2間の木造2階建の周囲に屋根が設けられている倉庫、車庫、農作業場の役割を果たす建物でありました。屋根はトタン葺き、外壁もトタン(波板)、窓や戸は木製といった形でした。せっかく改修を行うのであればさらに長い年数ご使用していただきたいですし、見た目も一新したいということで、屋根はガルバリウム鋼板にて葺き替え、外壁はサイディング貼り、窓や入口はアルミ製にし、建物本体は金物補強及び外部を構造用合板にて耐震補強を行いました。あと少し手を加えれば人が住めるくらいになりました。さらに車庫スペースは古材を使用した下屋方式でしたので、すべて撤去し新規にカーポート屋根を取付けました。(YKKAP製のレイナポートグラン、レオンポートneoを採用しました。)コンクリートはクラック(ひび割れ)が多く発生していたので、新規にコンクリートを打設しました。車が乗っても大丈夫な厚み、砕石50ミリ+コンクリート10センチにしました。(もちろん鉄筋も配筋してあります。)夜は暗くなっても心配ないようにLEDのスポットライトを2台取付し、機能面でも充実を図りました。せっかくお金をかけて工事させていただくので、ソフト面、ハード面ともに充実した工事にしたいという意気込みで打合せ段階から工事にかけて挑みました。さらに今後野菜を洗うためのスペースの改修工事を進めていく予定です。住宅に限らず色々な用途の建物の改修工事も行っておりますので、もしこのようなケースの工事をお考えの方は是非お気軽にご相談ください。

DSCN3511.jpg

工事前:正面から

DSCN4235.jpg

工事完了後:正面から

DSCN3515.jpg

工事前:車庫の様子

DSCN4233.jpg

工事完了後:車庫の様子(YKKAP レオンポートneo)

DSCN3512.jpg

工事前;別角度から

DSCN4236.jpg

工事完了後:同上角度より

DSCN3514.jpg

工事前:裏側より

DSCN4264.jpg

工事完了後:同上角度より

DSCN3952.jpg

工事中:構造用合板を貼り、耐震性を向上させました。オレンジ色は防蟻消毒を行ったものです。

今回はここまでです。次回もよろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-241 スケルトンリノベーション-4 

DSCN4269.jpg

床下地工事の様子

平成30年2月15日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。今日あたりは大分過ごしやすいですが、来週の天気予報には雪マークが・・・。油断しないように体調管理にはお気を付けください。さて、予告させていただいた通り、今回はリノベーション現場の床下地工事の紹介です。この現場は鉄骨造の2階部分に木造住宅が建っているという混構造なので、床下地に土間コンクリートがあります。また、通常の木造住宅の納まりより床下の懐が少ないので床下収納は設けられませんが、工法は基本的な木造軸組み工法の床組としました。今回の場合は柱を支える土台に対して大引という角材を約90㎝間隔で流します。大引は土台にも相当する部位になりますので、90㎝間隔に柱に相当する束というものを入れます。(最近では鋼製束といって金属製で高さ調整ができるものが主流です。)さらに根太という床を支える角材(40mm×45mm程)を約30㎝間隔で大引と直角方向に流します。そして根太と根太の間に断熱材を充填し、下地床として12ミリの構造用合板を貼って下地の完成です。この後は天井を仕上げた後に化粧のフローリングを貼っていきます。今回は床が二重になるので丈夫ですよ。一言に床下地と言っても色々な工法がありますので、現場の状況やご予算に応じて工法を決めていきます。床下地ができたことで足元も良くなり今後の工事もやりやすくなりますね。次回もよろしくお願いします。

DSCN4265.jpg

縦方向のものが大引、横方向が根太です。

DSCN4266.jpg

大引を固定します。

DSCN4291.jpg

これが大引を支える鋼製束です。ビスと接着剤併用で固定します。

DSCN4290.jpg

鋼製束です。中央の柄の部分を回して高さ調整した後に上下のナットで固定します。

DSCN4395.jpg

現場に搬入された床の断熱材。

DSCN4393.jpg

こんな感じで根太と根太の間に充填します。

DSCN4394.jpg

断熱材と同時に下地の構造用合板を貼っていきます。

ひるまこうむてん若獅子日記-240 スケルトンリノベーション-3

DSCN4293.jpg

システムバス(ユニットバス)が設置される部分です。耐震補強、断熱、換気扇配管等も完了です。

平成30年2月9日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。ここ数日はいくらか陽気が安定しているでしょうか。ところが福井県では37年振りという大雪に見舞われていますね。積雪が1.3メートルを超え、車両の立往生もようやく昨日解消されたようです。記録的な豪雨や大雪、または火山の噴火等ここ最近は予想もできないような自然災害が多く発生しています。報道を見るたびに日ごろの備えの重要性を改めて思うところであります。さて、今回は3回目となりますスケルトンリノベーションのレポートです。前回紹介しました耐震補強や壁の断熱工事もほぼ完了し、各設備工事を進めながら大工工事は床下地工事を進めている段階です。床をふさぐ前にやっておかなければならないのが給排水給湯設備工事。簡単に言うと水道工事ですね。今回は大幅に間取りを変えてますし、すべての水回りの設備も一新します。よって各種配管も新築同様に新規に行います。大工工事も新しい工法や建材が出てきていますが、水道工事のおいても進化してますよ。少し前だと水道配管というと鋼管、銅管等の金属製の配管や塩ビ質の配管が多く、皆様におかれましてもそのようなイメージが強いと思われます。しかし最近ではポリブデン管という樹脂製の配管材が主流になってきています。樹脂製なので配管する際の自由度、つまり施工性も良く工期短縮になります。また鋼材に比べ熱伝導率の低いので、保温保冷性も抜群です。(熱伝導率は鋼管の1/250、銅管の1/1700です。凍結のリスクも低いですね。)サビの心配もなく衛生的。その他耐久性、耐薬品性、流動性にも優れいい事づくめですね。当店ではよく床暖房の配管に使用してましたよ。設備工事では給排水給湯設備工事と合わせ、電解設備工事も配線から器具に至るまで新規に行っていますので、これから先数十年と安全にお住まいいただけます。今回のような全体的な改修工事でなくても部分的なリフォームでもポリブデン配管は多く採用しております。もしご興味や関心を持たれた方はお気軽にお声掛けください。次回のレポートもお楽しみに。

DSCN4209.jpg

このように床下を配管していきます。青が給水管、赤が給湯管です。

DSCN4211.jpg

床から各壁へ配管を立ち上げます。写真は給湯器用の配管です。

DSCN4291.jpg

ネズミになった気分で・・・。床下はこんな感じです。次回は床下地工事のレポートです。

ひるまこうむてん若獅子日記-239 バリアフリー化と省エネ化

DSCN4173.jpg

40年以上ご使用のトイレ。今ではめずらしい隅付タンクです。

DSCN4254.jpg

省エネ型便器+ウォシュレットに取替、合わせて手すりも付けました。合わせ技で一本です!

平成30年2月5日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。若干ですがここ数日はやや暖かい日が続いておりますが、インフルエンザが猛威を振るっているようです。分かりきったことだと思いますが改めて手洗いうがい、睡眠、バランスの良い食生活でインフルエンザや風邪を予防しましょう。さて今回は先週完了したばかりの工事のご紹介です。40年以上ご使用の便器が水漏れを起こしたのを機に便器の取替のご依頼をいただきました。今までウォシュレットも設置されていませんでしたので、合わせて設置させていただきました。既存の便器は隅付タンクで洗浄に使用する水量も多いものでした。(約13〜20リットル)そこで今回はTOTOピュアレストQRというスタンダードでありながら洗浄水量4.8リットル(大の場合。小の場合は3.8リットル)という省エネ型の便器に取替えさせていただきました。機種によって排水管の立ち上げ位置が異なりますが、TOTO製の便器にはリモデル対応の機種があり、排水管の切り回し等の工事を行わなくても割と簡単に取替できるのです。また、打合せの際にトイレに行くまでの同線(経路)に手すりがほしいとのお話も伺いましたので、廊下及びトイレ内に手すりの設置も行いました。手すりの取付はより安全性を確保しなくてはいけませんので、手すり用の木製ベースを取付けた後に手すりを取付けました。トイレ内に関しては歩行の補助と便座に座った際の姿勢維持、立ち上がる際の補助と1人3役的な役割を果たしています。それぞれの高さや位置は事前に細かく打合せをさせていただきました。工事が終わってその様子をお客様が目にしたと途端に大変お喜びいただいたので、こちらも寒さが吹っ飛ぶくらいうれしくなりますね。年齢や家族構成とともにライフスタイルも変わってきますので、ライフスタイルの沿った住環境づくりというのは超高齢化社会に突入した我が国にとってとても重要になってきます。ちょっとしたことでも何かお困りのこと等ございましたらお気軽にご相談ください。

DSCN4248.jpg

廊下の手すり工事前・・・

DSCN4252.jpg

こんな感じでバッチリ取付けました!

DSCN4253.jpg

別角度からのトイレ内の手すり。こうして見ると手すりと言えどもけっこうおしゃれです。

ひるまこうむてん若獅子日記-238 凍結対策

DSCN4256.jpg

一般的なガス給湯器。冬場に使えないと非常に困りますね。

平成30年2月2日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。今年も残り11か月となりましたね・・・。冗談はさておき、寒いです。とにかく寒い。1月22日の雪もなかなか解けないうちに昨日から今日にかけて東京でも積雪がありました。この寒波の影響で東京でもとてつもない寒さになり、府中市ではマイナス8.5度を記録しました。40数年ぶりっていうくらいですから生まれて初めて東京で経験する寒さでした。そんな寒さの中ですので、当店のお客様の中にも給湯器が使用できないというご連絡が数件ありました。幸い大事には至りませんでしたが、水道管や給湯器の凍結は対処方法を誤ると大事になりますので、ここでは簡単に対処方法を説明します。まずは水道管。水道管の凍結防止策は常に水を出しておくことです。ただ普通に出しては水の無駄使いになってしまいますので、どこか1カ所だけでもごく少量の水を夜中の間も出しておくことです。そうすることによって配管内の水が常に動いていることになりますので、凍結を防止できます。次に給湯器のお湯が出ない場合の対処方法です。スイッチが入るのに、お湯が出ない、またはごく少量しか出ないという場合基本的には気温の上昇とともに給湯器付近の解凍を待つことです。ただそれでは困るという場合は下記の通り、

  1. 給湯器の運転スイッチを切る
  2. 給湯器のガスの元栓を閉める
  3. どこか1カ所お湯の蛇口を少し開ける
  4. 給湯器下の止水栓レバーをタオル等で包み、30〜40度のぬるま湯をかける
  5. 止水栓レバーが作動すれば解凍しているので、お湯が出るかを確認する。

*熱湯は絶対にかけない、直接配管にお湯をかけない、この2点は守ってください。

 以上が対処方法になります。もしお困りの際は当店にもお気軽にご連絡ください。

DSCN4255.jpg

これが給湯器の止水栓です。凍結しているとこのレバーが動きません。

ひるまこうむてん若獅子日記-237 ユキニモマケズ・スケルトンリノベーション-2

DSCN4205.jpg

庭もすっかり雪景色に・・・

DSCN4206.jpg

もうノーマルタイヤじゃ無理ですね・・・

平成30年1月22日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。天気予報がズバリ当たってしまい、東京都内でも雪が降りました。多摩北部にも大雪警報が発令されました。たまたま現在着工中の現場は事務所の近所ですし、内部の仕事がメインなのでさほど影響はありませんが、夕方以降電車で帰宅される方々が心配ですね。また、消防団員の立場からしてもこういう時こそ火災が起きてほしくありません。状況によっては消火栓の雪かきもやらなくては・・・。さて、雪模様の中ですが前回もお伝えしましたスケルトンリフォームの現場も工事が進行中です。現在は解体作業も終え、耐震補強や壁の断熱工事等を進めています。2世帯だったアパートを1世帯にするわけなので、間取り変更も当然出てきます。ただ木造軸組み工法はやみくもには間取り変更できません。当然のことながら水回りの納まりや梁組み、柱の位置、耐震性のバランス等多方面から検討して進めて行かなくてはなりません。(家相的なものもそうですね。)仕方なく柱を撤去しなくてはならない場合にはしっかり梁補強を行ったり柱の位置を変えて入れたり金物補強したりと建物全体の構造を考慮して行います。昔の建物の修繕を行ったりすると筋違いも構わず切りっぱなしという状況を目にしたこともありますが、こんなことは言語道断です。仕上がってしまったら見えない部分でもありますが、こういったところが一番大事な部分であります。今回の現場も耐震診断、補強計画を行ってそれに基づいて工事を進めております。構造部分の工事が終わりますと、床、壁、天井の下地工事へと移ります。それでは次回以降も続きをレポートしていきますので、よろしくお願いします。

DSCN4194.jpg

柱の位置を変え、貼り補強を行いました。

DSCN4192.jpg

写真左上のように丸太の梁がかかってきているので、補強は必須です!

DSCN4178.jpg

壁の断熱工事の様子です。高性能グラスウールを隙間なく充填していきます。

ひるまこうむてん若獅子日記-236 スケルトンリノベーション

DSCN2937.jpg

工事前:2世帯の集合住宅でした

DSCN4138.jpg

解体して構造躯体(スケルトン)を露わにし、リノベーションを進めます。

平成30年1月17日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。冬真っ盛りですが、今日は久しぶりの雨模様。空気も乾燥していますのでたまにはお湿りもいいのではないでしょうか。さて今回は現在着工中の現場の紹介です。昨年末から手掛けております木造住宅のスケルトンリノベーションです。元々2世帯の集合住宅だった2階部分を1世帯にし、間取りの変更も行いつつ、耐震性、断熱性も向上させる工事を行っています。スケルトンですので、柱、土台、小屋組みすべてむき出しの状態にします。リフォームだと現状復旧なんですが、性能を向上させる工事なので、リノベーションと表現しております。仕上げのボード、キッチン、ユニットバス、トイレの解体から始まり、電気配線、給排水給湯配管、ガス配管も一新します。メインとなる大工工事は耐震補強、断熱工事、下地工事と進めていきます。当然ながらシステムバス、システムキッチン、トイレ、給湯器等の設備も高性能のものを新設します。また、ご予算に応じて窓もアルミ樹脂複合窓を部分的に取り入れます。お客様のお話では夏はとても暑く、冬はとても寒かったとのことです。作り手にとっては気合が入りますね。完成は3月下旬から4月上旬を予定していますので、その間進捗状況をアップしていきます。

DSCN2928.jpg

工事前の様子

DSCN4162.jpg

工事中:ほぼ同じ角度からスケルトン状態

DSCN2920.jpg

工事前:和室でしたが洋間にします。

DSCN4186.jpg

工事中:現在耐震補強工事中です。

ひるまこうむてん若獅子日記-235 仕事始め

DSCN4171.jpg

平成30年1月6日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。昨年中は大変世話になりました。本年もよろしくお願いします。晴天が続く2018年、当店は今日が仕事始めです。職人は通常七草までは休むのが通例ですが、今年は7,8と連休が続いてしまうので、今日から業務開始にしました。(明日7日は消防団の出初式に出なくてはいけないんですけどね・・・。)先代から工務店を引き継いで約半年、微力ながらお客様の暮らしのお手伝い、住まいのハウスドクターとして精一杯前進してまいりました。今年も気持ちを新たにスタッフ一同力を合わせて皆様のお役に立てますよう精進してまいりますので、よろしくお願いします。

DSCN4170.jpg

耐震補強、改築用の土台や柱も準備万端です!

DSCN4172.jpg

晴天の中、庭のゆずの木もにぎわっています。

ひるまこうむてん若獅子日記-234 集合住宅外装改修工事

DSCN3349.jpg

施工前の様子:外壁も色あせ、シーリングもひび割れています。

DSCN4032.jpg

改修後:外壁トップコートを施しシーリングも打ち替えました。

平成29年12月27日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。早いもので2017年も残りわずか、寒さも日に日に厳しくなりましたね。さて今回は久しぶりに外装改修工事施工例の紹介です。この秋に築15年木造2階建ての集合住宅のメンテナンスを施工させていただきました。きっかけはオーナー様より外回りの気になる部分を直してほしいとのご要望でしたが、現場を確認させていただいたところ外壁材(サイディング)も色あせ表面塗膜がギリギリのところで耐えている状態で、鉄製の階段もサビつき、防水も施していないような状況でした。そこで、中途半端に直すよりも屋根を含めた全体的なメンテナンス(改修工事)を思い切って提案させていただきました。結果オーナー様のご理解もあり、全体的な改修工事の運びとなりました。屋根材(コロニアル)の劣化も進んでいたので、高耐久のコロニアル(KMEW・コロニアルグラッサ)に葺き替えました。外壁はサイディングも模様をそのまま生かした形でクリアの高耐久のトップコート塗り、その他の部分もしっかり塗装しました。また、階段や2階通路床の防水が施されておらず、1階通路天井にしみができていたのでしっかり防水工事も行い耐久性アップを行いました。外灯も蛍光灯でしたので、LEDの器具にし省エネ化もつながりました。お陰様で新築時以上の出来栄えになり、オーナー様にも大変お喜びいただきました。今年は当店にとりまして色々あった年ですが、来年以降も私が中心となりスタッフ一同力を合わせて精進してまいりますので、今後とも(有)比留間工務店をよろしくお願い申し上げます。

DSCN3355.jpg

日当たりが悪い北側の様子。外壁に緑色のコケが確認できます。

DSCN4055.jpg

しっかり汚れも落とし、ピッカピカに仕上がりました!

DSCN3241.jpg

階段もこんな感じでしたが・・・

DSCN4133.jpg

防水、塗装としっかり行いました!新築時以上に仕上げました。

ひるまこうむてん若獅子日記-233 住まいの便り24号

DSCN3979.JPG

平成29年12月4日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。久しぶりの更新です。早いもので12月に入りラストスパートです。紅葉も見ごろになりましたが、インフルエンザの流行が始まったらしいです。手洗いうがいの励行、体調管理には十分お気を付けください。当店の方はブログの更新はさぼりがちでしたがお仕事はお陰様で精力的に動いております。本当にお客様には感謝です。さて、今年で最終号になります「住まいの便り24号」が完成し、随時配布並びに配送を開始させていただきます。今回は「住まいのお手入れ」と題しまして、電気設備やガス設備、または火災予防をテーマにしてあります。これからの大掃除のシーズン、また火災の危険性が高まる字にでもありますので、ぜひともご参考にしていただければと思います。よろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-232 木枠(化粧枠)の修理

DSCN3262.jpg

浴室入り口の木枠(化粧枠)がこんな感じで腐食してしまったら・・・

平成29年9月14日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。まだまだ暑さが残りますが、朝晩はめっきり涼しくなり過ごしやすくなりました。桜の葉も黄色くなり始め、落ち葉も目にするようになりました。確実に季節は移り替わってますね。さて今回は久しぶりに修理関連の紹介です。浴室入口の木枠の下端に穴が開き、そこから小さなアリが出てくるのでどうにかしてほしいとの相談がありました。実際様子を見ると指がすっぽり入るくらいに木枠が傷んでおり、黒く変色もしていました。腐朽が進んでいる証です。指を引き抜くと黒く腐った木片とともにアリも数匹出てきました。幸いなことにシロアリでなかったので、その他の床や柱には影響はありませんでした。本来であれば木枠をそっくり取替え、床下も含めたメンテナンスを行うのがベストですが、そうなると内装の仕上げ工事、塗装工事等が発生し工事費を高額になるためなるべく簡易的な処置にしてほしいとのご要望でした。そこで今回は既存木枠を残しながらの修理を行いました。空いてしまった穴から殺虫剤を注入し数日放置した後に穴の部分をパテ処理をしました。その上からガルバリウム鋼板にて形材を作成し、木枠の表面に取付け、かつ形材の周囲を水が入らないようにシーリング処理をしました。工事時間は1時間ほどで、材料費もさほどかかりません。床下の腐朽が進んでいなかったので、今回はこのような修理ができました。今回のお客様にもアドバイスさせていただきましたが、やはり水回り、特に浴室は湿気がたまりやすく放置しておくとカビの温床になり腐朽が進んでしまいます。よって浴室は24時間常に換気をして空気の循環を促すとよいでしょう。ベストは窓を開けかつ換気扇を作動させることです。換気扇がない場合は窓を開け、扇風機等で空気の流れを作ってあげると良いでしょう。ちょっとした気配りや工夫で住宅は守れます。手遅れになる前に常日頃のお手入れを心がけていただければと思います。

DSCN3276.jpg

腐食した場所をパテ処理して・・・

DSCN3279.jpg

サビに強いガルバリウム鋼板の形材にて修理!引き戸と同色にし、違和感を軽減しました。

ひるまこうむてん若獅子日記-231 RC造住宅外装改修工事(塗装、防水)

DSCN2665.jpg

鉄製手すりのサビが目立っていましたが・・・

DSCN3058.jpg

サビ止め+塗装することでこの通り!防水面もピッカピカです。

平成29年8月23日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。雨の多い8月もお盆が過ぎ早くも後半ですね。日没も早く感じます。日中はまだまだ暑さが続きそうですが、夕方になると涼しげな風も吹き、秋の虫の鳴き声も聞こえるようになりました。体調を崩しやすい時期でもありますので、皆様十分にお気を付けください。さて今回はRC造の建物の外装改修工事のレポートです。RC造とは鉄筋コンクリート造のことで、ラジコンではありません。(ここ、笑うとこです・・・。)普段は木造住宅に携わる面が多いのですが、基本的には塗装や防水工事に大きな違いはありません。今回は全面的な改修ではなく、腐食や劣化が激しい部分を中心に行いました。塗装は主に鉄製の部分、手すりや屋根を行い、合わせてバルコニー防水を全面的に行いました。工事前はバルコニーの鉄製の手すりのサビの茶色の成分が防水面に付着していたり、屋根の塗膜も色あせ部分的に剥がれが生じていました。当たり前の話ですが、屋根や外壁、防水面等の外部は常に雨、風、日差し、外気温のさらされているわけですから内部に比べて劣化が早いです。また、劣化を放置しておくと建物の寿命を大幅に縮めてしまうので、定期的なメンテナンスは必須です。予算の事もありますが、定期的なメンテナンスをしっかり行っていけば手遅れになった場合と改修工事の費用を比較すると大幅に費用を削減できます。それでも予算的に厳しい場合は肝心な部分のみメンテナンスを行うようにすればよいと考えています。今回もお客様と相談の上優先順位を決め、ご予算に応じた改修工事をさせていただきました。これから台風シーズンです。今一度改めて外回りの点検をお勧めいたします。

DSCN2675.jpg

工事前の屋根です。色あせや剥がれが目立ちます。

DSCN2998.jpg

屋根塗装後です。熱線吸収を防ぐため明るめの色にしました!

DSCN2676.jpg

屋根塗装前、別角度から。

DSCN2996.jpg

明るく反射率の高い色になりました。

DSCN2669.jpg

バルコニー防水工事前

DSCN3050.jpg

バルコニー防水工事完了後。ピッカピカです。

DSCN2668.jpg

バルコニー別角度から。

DSCN3048.jpg

清々しいくらい綺麗になりました!

DSCN2662.jpg

こちらは北面のバルコニー工事前です。

DSCN3058.jpg

これだけしっかりやれば10年は安心です。

今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。