ひるまこうむてん若獅子日記-112 雨戸敷居(戸走り)修理

傷んだ部分を撤去して新しい材料を取付した様子(ぴったり収めましたよ。)

傷んだ部分はすべて取り換えました。
平成25年11月19日
こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。秋も大分深まり、紅葉が見ごろを迎えましたね。休日の行楽地はどこも賑わっているようです。こうやって四季を楽むのも日本独特の風習と言いましょうか、改めて日本人に生まれて良かったと思えますね。さて、今回は雨戸敷居修理の紹介です。築約30〜40年の木造住宅ですと、雨戸の敷居(戸走り)が木製であることが多いと思います。(現在では雨戸一体型やシャッター一体型のアルミサッシになっています。)当然毎日のように開閉する場所なので、敷居がすり減ったり、経年変化で腐食してきたりと色々あります、今回修理させていただいた例は白蟻による被害でした。一見腐食によって少し木が痩せてきたり、減ってきたりという風に見えましたが、いざ腐蝕部位を撤去してみると白蟻が数十匹たかっていてまさに活動中でした。(人間の勝手なんですけど、本当にあいつら憎たらしいですね。人様のもの平気で喰い盛りやがって!ていつも思います・・・。)急いで腐蝕部位の撤去や白蟻消毒を施しそれ以上の白蟻の侵入を防ぎ、他の部分を確認したところ、幸い建物本体の柱や土台は無事でした。(もう少し放置していたら危なかったですね。本当に良かったです。)当然木製の敷居は既製品ではないので、現場で採寸し既存のものと同じ寸法のものを加工し、取付けました。(材種は強度や耐久性を考慮し米マツ、ヒバを使用)やはり建物外部の木部は常に自然環境にさらされている部分であります。定期的なメンテナンスを怠ると建物に致命的なダメージを与えかねません。塗装等のメンテナンスに関してはご自身でも簡単にできる部分もありますが、「ちょっと自分では手の付けようがないなー。」といった部分がありましたら、お気軽にご連絡いただきたいと思います。

最後は塗装で仕上げて完了です。