ひるまこうむてん若獅子日記-111 木材利用ポイント

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平成25年11月11日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。早いもので11月も中盤に近づきました。現在秋の火災予防運動(11月9日〜15日)が行われていて、私も毎晩消防団員として警戒活動や消火栓の点検作業を行っております。(正直、肉体的にはキツイです・・・。)今日も埼玉県で大きな住宅火災があった模様です。皆様におかれましても、火の元やコンセントの状況に十分ご注意いただき、火災警報器の定期的な点検もお願いしたいと思います。さて、今回は「木材利用ポイント」のご案内です。当店ホームページでも以前より紹介させていただいておりますが、改めてかんたんに説明させていただくと、地域材(国産材)を使って家を建てたり、リフォームしたり、木材製品(家具等)や薪ストーブなどを購入すると、ポイントがもらえるという制度です。(平成25年7月より申請受付がスタートしています。)以前の「住宅エコポイント」と似たような制度ですね。新築木造住宅の場合ですと、基準以上の国産材(スギやヒノキ)を利用することにより、30万ポイント(被災地では50万ポイント)発行されます。内外装リフォームの場合は基準以上の国産材を使用し、使用面積の割合によりポイントが発行されます。(最大30万ポイント)1ポイント=1円相当で、地域の農水産品や商品券等と交換できます。いずれも平成25年4月1日〜平成26年3月31日までに行われた工事が対象になります。地域材の適正な利用確保や農山漁村地域の振興に大きく貢献することにより、地域をもっと元気にしていこうというこの取組。せっかくの機会ですので、新築やリフォーム、家具のご購入を検討されている方はぜひこの制度をご利用ください。(当店で工事をさせていただいた場合は、ポイント申請を代行させていただきます。ご不明な点は、木材利用ポイントホームページをご覧いただくか、当店までお問い合わせください。)

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ひるまこうむてん若獅子日記-110 玉石タイル

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懐かしい感じの浴室床の玉石タイル

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壁と共に床の玉石タイルをリニューアル!

平成25年11月2日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。もう11月ですね。今年もあと2か月をきりました。プロ野球も日本シリーズが大変盛り上がっていますね。(私的には阿部選手のバッティング同様盛り下がっています・・・。)さて、今回は築約40年の木造住宅の浴室タイルの貼り替え工事の紹介です。上の写真の通り、床の仕上げは当時主流だった玉石タイルが貼ってありました。(トイレにもよく貼ってありますし、銭湯もこのようなタイルが貼ってありましたね。)壁や床の一部に経年変化による割れが生じてきたので、今のタイルの上に新しいタイルを全体的に貼ることにしました。(タイルをはがして貼り替える方法もありますが、現在では接着剤の性能も上がり、わざわざはがさなくてもタイルが貼れるので工期もコストも抑えられます。)その際、最近の流れとしては床タイルは100角や150角のサーモタイル(冷たさを感じにくいタイル)や滑りにくいタイル等が多いんですが、お客様のご要望により、既存のタイル同様、玉石タイルということになりました。現在では玉石タイルでも昔とは違った明るいイメージや、モダンなものが多く、今回貼らせていただいたものも、壁のピンク色と絶妙なバランスのピンク、レッド、ホワイトの混合色で私が言うのもなんですが、意外に「かわいい」イメージになりました。偏在では浴室もシステムバス(ユニットバス)が主流になり、浴室やトイレの床にタイルを貼るということ自体が非常に少なくなりましたが、今回このようなお仕事をやらせていただき、改めて玉石タイルの「古き、良き」を感じた貴重な経験でした。

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玉石タイルを近くでみた様子

ひるまこうむてん若獅子日記-109 バルコニー改修工事

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工事前:鉄骨製のバルコニー、塗装面等の腐食が目立っていました。

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工事後:アルミ製でL型に配置し、奥行もタップリに。


平成25年10月26日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。今週は台風27、28号の影響が心配されていますが、今年は本当に多くの台風や大雨、竜巻等の被害が全国的に起こっています。人間の力ではどうにもならない部分はありますが、常日頃から自然災害に対しての備え、心構えだけは欠かしてはいけないものだと改めて感じました。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。さて今回はつい先日行った築約40年の木造住宅バルコニー改修工事のご紹介です。既存のバルコニーは当時としては主流の鉄骨製のものでしたが、経年変化で塗装面が剥がれ落ちたり、デッキ材も劣化で割れがあり、危険な状態でした。これらは修理も可能ですが、お客様は今回思い切って広いバルコニーが欲しいということでしたので、ある程度の自由設計も可能で、コストも比較的安く、耐久性もあるアルミ製のバルコニー(YKKAPバルコニーBC-X型)を提案しました。もともとは間口3間半(6.37m)×奥行約3尺(0.9m)のバルコニーでしたが、今回は間口3間半×奥行は倍増の6尺(1.82m)、さらに折り返しに3尺×6尺のスペースも追加したL字型にしました。もうひとつ、今回の特徴としては、バルコニーBC-X専用デッキ材は樹脂デッキなんでですが、樹脂デッキをそのまま貼ってしまうと奥行きが6尺になるバルコニー下に位置する部屋の採光が確保できなくなる恐れがあるため、奥行きの半分をアルミ製の採光デッキにしました。アルミ製なので夏はその部分が非常に暑くなってしまうというデメリットもありますが、採光の事を考慮するとこのようなデッキ材もアリだと思います。(採光デッキは、本来はBC-Xシリーズには対応しておりませんが、樹脂デッキとの組み合わせということで、特殊部材を使用して対応しました。)状況にもよりますが、今回のようにアルミ製品だと幅広い対応ができます。錆の心配もなく、待望の広いバルコニーが完成したということでお客様にもお喜びいただきました。(工期は既存物撤去、設置合わせて3日間でした。)最近のアルミ製バルコニーはどのメーカーもデザイン性や機能性豊かな商品を取り揃えています。基本的に各メーカー決まった寸法(定寸)がありますが、オーダーメイドや現場での切詰加工等も可能です。もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

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樹脂デッキと採光デッキの組合せ。スペースも広いです。

ひるまこうむてん若獅子日記-108 ポストの修理

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修理前:フタが壊れてしまった状態

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修理後:自作のフタを取付しました

平成25年10月16日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。(少しずつですが、埼玉西武ライオンズの敗戦と渡辺監督退任のショックから抜け出しつつあります、今日この頃です・・・。こうなったら巨人がんばれ。)昨晩から今日にかけての台風はすごかったですね。私の住む府中市では特に大きな被害はありませんでしたが、消防団員は招集がかかり、私も今朝まで警戒にあたっていました。伊豆大島の方では大きな被害があったみたいです。被害にあわれた方には心よりお見舞いを申し上げます。今年は本当に台風が多い状況ですが、先日近所のお客様より、台風(18号)の影響で「ポストが壊れてしまったのでどうにかしてほしい。」との連絡がありました。状況を確認するとポストの取り出し口のフタ(プラスチック製)が割れて外れてしまっていました。40年以上使用されているものなので、多少の劣化もありました。状態からして取替をお薦めしましたが、あまり大げさにしたくないとのことだったので、何とかフタだけを使える状態にすることにしました。しかし、何せ約40年前のポストなので、メーカーに代替部品などあるわけがなく困りましたが、まるっきり元通りにはならないことをご承知していただいたうえで、アクリルパネル等を使用し、フタを自作することにしました。ホームセンターで取っ手や、丁番、ローラーキャッチ等を購入し、無い頭をひねりにひねってなんとか使える状態になりました。全てがうまくいくとは限りませんが、もしちょっとしたことでお困りの方がいらっしゃいましたら、ご遠慮なくご相談ください。

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当たり前ですが、ちゃんと開閉もできます(笑)

ひるまこうむてん若獅子日記-107 獅子頂点へ

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最終戦後、引退セレモニーでナインに胴上げされる石井一久投手

平成25年10月9日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。やりました。終盤破竹の8連勝で2位を決め、クライマックスシリーズファーストステージの本拠地開催を決めた、埼玉西武ライオンズ。つい3週間前までは4位に位置し、クライマックス(CS)進出さえ微妙な状況でしたが、見事にやっってくれました。(ほぼ生え抜きの選手中心でよくここまで戦っています。)私も先週3日、負けたら終わりの状況で迎えた3位ホークスとの直接対決、そして昨日の勝てば2位確定というロッテ戦それぞれ長男と観戦に行きましたが、本当にここ最近のライオンズは強い・・・。最後まで決してあきらめないという気迫に満ち溢れていて、ついついこちらも応援に力が入りました。(今日はやや声が枯れ気味です・・・。)今季は主力選手の相次ぐ故障や投手陣の不調で、厳しい戦いの連続でしたが、9月の中旬以降、戦力も整い猛チャージをみせてくれました。やはり、人間あきらめないという気持ちを忘れてはいけませんね。我々の仕事にも言えることですが、どんなにつらい状況であってもそれをチャンスととらえ、あきらめないでチャレンジしていく、そんなことをライオンズのナインには教わった気がします。プロ野球の実況でもよく「ピンチの後にはチャンスあり」なんてことも耳にしますよね。この後も日本シリーズ進出の前に、ロッテとのCS1stステージ、勝ち進むと楽天とのファイナルステージ、さらには巨人?との日本シリーズが待っています。道のりは険しいですが、是が非でも2008年以来の日本一を勝ち取ってほしいと思います。今のライオンズならやってくれるはずです!

ひるまこうむてん若獅子日記-106 床下断熱工事

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床下より、断熱材(アクリアUボード)を施工した様子

平成25年10月5日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。10月に入り、運動会や秋祭りのシーズンでもありますが今日はあいにくの雨模様ですね。朝晩も少しづつ冷え込んできたような気がします。皆様におかれましても、体調管理には十分注意を払っていただきたいと思います。今回は既存住宅の床下の断熱工事のご紹介です。現在における住宅に関しては「高気密高断熱化」は「標準化」されており、エコやCO2対策の観点からも欠かすことのできないものです。しかし多くの既存の木造住宅(おおよそ築30〜40年)に関しては壁や床に断熱材が入っていない住宅が多く、冬場は寒い思いをされている方がいらっしゃると思います。特に床下に関しては断熱材が入っていない場合が多いです。通常床下の断熱材というのは、床を貼る前に根太(床板を支える材)と根太の間に入れ込むものなので、すでに床が貼られている既存の住宅の場合は施工が困難ですが、床下にある程度の空間があれば、床下から断熱材を施工することができます。そのためには床下に入るためのスペースが必要になりますが、床下収納や床下点検口があればそこから入り込み、そうでない場合は床の貼り替え時に床開口をするか、畳下の床を開口する形になります。断熱材の種類も床下から施工ができるものが出ております。やはり寒い季節になると床下からの冷気というものは体にも悪影響ですし、断熱性がわるいと光熱費にも響いてきます。また、床下というのは普段目に届かない部分でもありますので、点検と一緒に断熱工事を行うのもよいかもしれません。

ひるまこうむてん若獅子日記-105 総力戦だ!

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チームとファン、全員で勝つ!総力戦だ!

平成25年9月27日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。いよいよプロ野球もクライマックスを迎えようとしています。セリーグは当然ながらジャイアンツ、パリーグは残念ながら楽天がそれぞれ優勝しましたね。セリーグは上位3チームが決まりましたが、パリーグは我らが埼玉西武ライオンズも含め、ロッテ、ソフトバンクと3チームが3ゲーム差の中で争っている混戦状態で、毎日非常に面白くもあり、ハラハラの展開です。ライオンズは今4位ですが、3位のソフトバンクに1ゲーム差に迫っていて追い越すのは時間の問題でしょう。先日は楽天に本拠地での胴上げを許してしまい、悔しい思いをしました。おかげで昨晩は悔しくて眠れませんでした(笑)。楽天には主力選手をラフプレーによりケガをさせられたり、危険球を投じられたりと、このまま許すわけにはいきません。ぜひともクライマックスシリーズ出場権を勝ち取り、「倍返し」といきたいところです。10月も近づき、今年も残り3か月あまりとなりました。おかげさまで当店も何かと慌ただしい毎日です。1年間良かったと思えるよう、(有)比留間工務店もライオンズ同様「総力戦」で仕事に挑みたいと思います。

ひるまこうむてん若獅子日記-104 省エネ住宅技術者講習会

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省エネ住宅の断熱工法の模型

平成25年9月20日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。今日は「彼岸入り」ですね。もうすっかり朝晩は涼しくなり、夕方陽が暮れるのも早く感じるようになりました。さて昨日私は新木場で行われた「省エネ住宅施工技術者講習会」に参加してきました。地球温暖化等の問題を受けCO2削減が必須の状況の中、住宅に関してはCO2の排出が逆に増えているという現実があり、国としても歯止めをかけようと「住宅エコポイント制度」や「長期優良住宅認定制度」等あらゆる施策に打って出ています。そんな待ったなしという中、省エネ住宅の技術者育成という意味で、今このような講習会が全国で盛んに行われています。私自身も今まで住宅建築に携わってきて、「高気密・高断熱住宅」の現場もこなしてきましたが、今回の講習で改めて断熱施工の基本、重要性を再認識いたしました。約4時間の講義や模型を使っての説明の後、考察(テスト)も行われ、無事満点合格で講習を締めくくりました。(参加者全員合格したようです。)2020年には省エネ住宅の義務化という方向になっています。これからさらなる努力を決意したとともに、日頃の節電や節水も強く心掛けなければいけないと感じた1日でした・・・。

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床下断熱の施行例

ひるまこうむてん若獅子日記-103 シャワーヘッドの交換のすすめ

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市販の節水型シャワーヘッド

平成25年9月13日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。2020年のオリンピックの東京開催が決まり、すっかり世間では祝賀モードというかお祭り騒ぎになっていますね。その一方で「被災地の復興がおきざりにされてしまうのではないか?」とか、「何億もオリンピックに予算をつぎ込むのであれば被災地への支援に回すべきでは・・・。」等当然のことながら反対意見も多数あるわけで・・・。私自身も手放しで喜べないのが本音ではありますが、是非とも安倍総理には「オリンピック開催の時には、復興した姿を世界の皆さんに見ていただきたい。」という言葉を有言実行すべく、努力していただきたいと思います。前置きが長くなりましたが、今回はシャワーヘッドの交換のおすすめです。最近ホームセンターでも節水型のシャワーヘッドが販売されているのをよく見かけます。実は我が家でも先日交換したばかりです。設備メーカーの(TOTO)でもエアインシャワー等従来の水量より35%少ない水量で、体感的には従来のものと変わらないといった商品も販売されています。それで交換した場合どれだけの効果がえられるのか・・・。商品によって性能が異なりますので、あくまで目安としてとらえていただきたいのですが、性能の良いものだと5人家族の家庭で、一人が1日5リットル分シャワーを使用したとすると、1年で水道代が約20,000〜25,000円節約できるそうです。(西武ドーム10試合観戦できちゃいます!)結構大きい数字ですよね。ところでシャワーヘッド自体の値段はというと、これまた大分ばらつきがありますが、2,000〜5,000円代で購入できます。(物によっては10,000〜15,000円というものもありますが・・・。)いずれにしてもそこそこ性能が良いものであれば、1年、あるいは1年も経過しないうちに元が取れるということになります。家計にもやさしく地球にも優しいエコな商品ですね。交換作業も非常に簡単なので、皆様にもおススメです!(もしご自身で交換できないという場合には、お気軽に当店にご連絡ください。)

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左側が従来品、右側がエアインシャワー

ひるまこうむてん若獅子日記-102 「窓フォーラム2013」

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YKKAP樹脂窓「APW330」

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真空トリプルガラスの断面模型

平成25年9月11日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。少しずつ朝晩が涼しくなり秋らしくなってきた感がありますね。街路樹を見ても百日紅はまだまだ元気に花を咲かしていますが、桜の葉は黄色くなり落ち葉も目立ってきました。さて、話題に移りますが、先日住宅建材メーカーYKKAP主催の「窓フォーラム2013」に参加してきました。当日は新商品の防火窓「Gシリーズ」、高性能断熱樹脂窓「APW330」の展示や講演会やプレゼンテーションが行われ、大変多くの関係者が来場し、会場も熱気に包まれていました。講演会も「海外に負けるな、日本の住宅」と題したテーマで行われましたが、自分自身も今回のフォーラムに参加して、てこ入れができたように思えます。実は日本の住宅、窓というのは欧米諸国に比べると、びっくりするくらい性能が良くないんです・・・。特に窓に関しては、現在アルミサッシが主流ですが、このアルミという建材は耐久性や加工性に富んだ素晴らしい素材なんですが、実は熱伝導率が非常に高いという弱点があります。がゆえに、夏の熱気や冬の寒気というものを建物内部に取り込んでしまう・・・、という欠点を生んでしまうんです。そこでメーカーもアルミと樹脂の複合サッシの開発や、ガラスの断熱性能の向上を図ってきましたが、それでも欧米諸国には追い付きませんでした。そこでYKKAPは樹脂窓「APW330」を開発し、販売に至りました。この窓の特徴は断熱性や明るさを格段に向上させた真空トリプルガラスや熱伝導率がアルミの1/1000という樹脂フレームを採用し、窓の断熱性能を示す熱貫流率1.09を実現させました。(熱貫流率は数値が低いほど高性能ということになります。現状国内最高基準は2.33で、ドイツは1.2です。)樹脂窓はコスト面でアルミサッシより高額になり、防火地域等では使用できないというデメリットはありますが、2020年に予定されている省エネ基準適合義務化、あるいはエコという観点から決して見逃すことはできないものです。ついつい話題がマニアックな方向になってしまいましたが、もしこの「APW330」、あるいはYKKAP商品に関心のある方は是非お近くのショールームにお出かけになってはいかがでしょうか。(都内ですと、品川新宿にあります。)

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ひるまこうむてん若獅子日記-101 通し柱を救え!?

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独立基礎から浮いてしまっている通し柱

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少し離れた場所から見た様子。少し左側が下がっています。

平成25年9月5日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。何やら天気が全国的に荒れ模様です。東京も昨晩からの激しい雷雨や、埼玉の越谷市や栃木県でも竜巻が起こりました。特に埼玉県越谷市は以前私が勤務していた場所なので、とても心配です。被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。(という私も左ひざに細菌が入ってしまう蜂窩織炎というものが発症してしまい、しばらくは事務所でのデスクワーク中心で動けません・・・。一日も早く現場に復帰したいと思います。)さて気を取り直して今回は先週私が行った「通し柱救出作戦?」をご紹介します。築約40年の木造住宅の通し柱(1階から小屋部分までの長さを有する柱で、2階建ての木造住宅ですと、ほぼ4隅に存在します。)が1本独立基礎から浮いてしまっていて、その部分が建物全体的に下がってしまっていました。2階の部屋で、通し柱が存在する角の部分と、2.7mほど離れた部分とで床レベルを比較してみると、3センチほど下がっていました。そこで今回は役に独立基礎を立っていない独立基礎を撤去し、通し柱の下に新たに布基礎を作成し、耐力壁を増設するという方法で補強することにしました。工程としては基礎打設→柱のジャッキアップ及び一部カット→土台の設置→耐力壁の設置という流れです。現在はまだ仕上げは行っておりませんが、ジャッキアップを行ったことで多少の傾きは軽減され、今までうまく閉まらなかった2階の窓も閉まるようになりました。肝心な通し柱が浮いてしまっていては、耐震上の大きな弱点となってしまいますので、まずはそれを克服できてよかったと思います。

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基礎と土台でがっちり固めました。

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筋違いを取付けて、耐力壁にしました。

ひるまこうむてん若獅子日記-100 耐震研イベント案内と本プレゼント

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当店における耐震補強施工例

平成25年8月24日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。夏休みもそろそろ終盤で宿題で焦っている子供たちも多いと思われます。我が家の子供たちも宿題の予定表を書かせてやらせましたが、予定通りになんかいくはずもありません・・・。自分も出来が良くない方だったので、あまりうるさくは言えませんが。さて、今回は8月31日(土)に行われる「既存建物耐震補強研究会」のイベント情報です。「第28回木造住宅教室 in 東京 地震と耐震、正しい知識」と題しまして、地球物理学者の島村英紀氏と、耐震研代表の保坂貴司氏の両氏による講演会や個別相談会が行われます。(参加費は無料です。*事前予約制 13:00〜16:30 場所:中小企業会館・9階講堂)地震国日本において気になる「次に起こる大地震」についての講演や、来るべき大地震に備えた家の調査や補強方法の解説等、他ではなかなか聞くことのできない内容となっていますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。詳しくは当店「耐震研イベントページ」及び耐震研ホームページをご覧ください。そして今回でこの日記が100号目となります。(目標は清原和博氏のホームラン数525号ですが・・・)それを記念して、今回ご紹介した耐震研代表保坂貴司氏の著書「強い家づくり」を希望者の方にプレゼントいたします。木造住宅の特徴や耐震のことについて分かりやすく解説している本です。ぜひご覧いただきたいと思います。本をご希望の方は、お問い合わせフォームかお電話してご連絡ください。これからも「ひるまこうむてん若獅子日記」をよろしくお願いします。

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耐震研代表 保坂貴司氏著書「強い家づくり」

ひるまこうむてん若獅子日記-99 濡れ縁改修工事

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施工前:腐朽が進行していました

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施工後:きれいに仕上がりました。

平成25年8月21日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。お盆も終わり、暦の上では立秋を過ぎているんですがまだまだ暑いですね。(しかし、稲城の方ではもう梨の直売が始まってますよ!)今回は濡れ縁の改修工事のレポートです。ありがたいことに当店のホームページをご覧になったという方から、「自宅の濡れ縁が大分古くなり、心配なので一度見てほしいんですが・・・」との問い合わせがありましたので伺ったところ、確かに年数も大分経過しているということもありますが、濡れ縁を支える束やかずらが白蟻に喰われていたり、経年変化で木材も腐朽していました。場所によっては少し体重をかけただけでも崩れてしまいそうな状態だったので、全体的な取替を提案しました。方法は無垢の木材で作り直すという手もありますが、コスト面や耐久性を考慮し、(三協アルミ)の既製品の濡れ縁を提案しました。束やかずらといった躯体はアルミ製であり、濡れ縁部分は天然木、木粉入樹脂、アルミの3パターンから選択することができます。今回は木粉入樹脂タイプを採用しましたが、この木粉入樹脂とは、天然木の粉末を樹脂と調合させた素材であり、耐久性もあり、見た目も天然木とほぼ同等で、触った感じも柔らかく非常に優れたものです。工程は既存の濡れ縁を撤去し、白蟻消毒や壁の下地処理を行い、濡れ縁の取付となります。工期は全工程で2日間でした。今回の場合は既存の濡れ縁と同様に2つの濡れ縁をL字型に配置したんですが、裏ワザで既製品の寸法カットも現場で行えますので、可能な範囲での寸法オーダーができます。お客様にも大変お喜びいただきましたし、私としてもホームページから、このようにお仕事をいただき、なお、大変お喜びいただいたということで本当に感謝しております。これからも少しでもお客様のお役に立てるような仕事ができるよう、日々精進でいきたいと思います。

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施工前(別角度から)

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施工後:木粉入樹脂タイプの濡れ縁

ひるまこうむてん若獅子日記-98 夏の日よけ対策!

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かんたん取付で省エネ効果・(YKKAP)スナップシェード

平成25年8月12日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。いやー今日ついに高知県で観測史上1位の41度が観測されたそうです。暑いですね〜。かと思えば昨日ような局地的な雷雨もあったりと異常なまでの天候が続いております。とにかく毎日のように報道されていますが、熱中症対策には万全を喫する必要がありますね。さて今回は簡単に取り付けられる日よけ部材「YKKAPスナップシェード」のご紹介です。まずこの季節は冷房を使用しなければ部屋の中にいても非常に暑く、熱中症のリスクも高まります。その暑さの原因である熱の侵入というものは、窓からの侵入が73%と非常に高く、暑さ対策=窓の断熱対策というのが重要ポイントとなります。この「スナップシェード」という商品は、上の写真を見ていただければお分かりになりますが、取付部分スナップ(ボタン状の物)を取付、それに日よけのシートを固定するといういたってかんたんなものです。しかしかんたんだからと言って性能はしっかりしていますよ!単板ガラスの日射侵入率が88%だとすると、スナップシェードを取り付けただけで、日射侵入率を40%にまで軽減(半減)できます。それによって暑さも軽減できますが、エアコンの電力使用量の低減にも効果を発揮します。取外しもかんたんなので使用にないシーズンや強風時はコンパクトに収納できます。もちろん価格も安く、今までこの日記でも窓交換、内窓の取付、ガラス交換、カバー工法による窓交換等紹介してきましたが、今回は今まででもっとも安く簡単にできる方法と言えます。当店のお客様にもさっそく1セットご購入いただき、大変喜んでいただいております。この暑い夏イチオシの商品です。ご興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。

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当店においての施工例

ひるまこうむてん若獅子日記-97 住宅関連消費税対策

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平成25年8月8日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。言ってもしょうがないですが、暑いですねー。なんとか踏ん張ってこの夏を乗り切らなくてはいけませんね。さて今回の話題ですが、昨日国土省主催の「住宅関連税制とすまい給付金」の説明会に行ってきました。(なんと会場が自分が結婚式を挙げた会場でした。すみません、いらない情報でした・・・)平成26年4月1日より8%、平成27年10月1日より10%と、段階的に消費税が上がるよていとなっております。特に住宅の場合はほかの買い物と異なり金額が大きいため、消費者の負担は増えるばかり。そこで、ある一定期間において、新築住宅の購入や中古住宅を購入した消費者に対し、税制優遇措置や、給付金の交付が予定されています。すべての内容は今回さすがに書ききれませんが、概略を説明しますと、まずは「住宅ローン減税」。毎年の住宅ローン残高の1%を10年間、所得税や住民税から控除されるというもの。もう一つは「すまい給付金」。住宅取得者に対し現金を給付するというもので、住宅取得者の所得により給付額は変わります。(年収が低い方ほど給付額が多くなります。8%時は最大30万円、10%時は最大50万円、新築でも中古でも給付対象となります。)まあ、あくまでこれらの制度は消費税が上がった場合に適用される制度であり、動向によっては大きく制度自体が変わる可能性もあります。また、消費税の引き上げに関しては、経過措置により住宅の場合は契約の時期により旧税率が適用されます。(8%時の場合は、平成25年10月1日より前に契約すれば、旧税率の適用。10%時の場合は平成27年4月1日より前に契約すれば、税率8%となります。)何はともあれ消費者にとっての負担は増えるのは間違いないことですが、利用できるものは確実に利用した方がお得ですね。

ひるまこうむてん若獅子日記-96 浴室改修工事-2

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改修工事前

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解体後、土台や柱が腐食していました。

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腐蝕部位を取替金物補強しました。

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システムバスを設置し、洗面所も改修工事を行い完成しました。

平成25年8月1日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。今日から8月ですが、東京はなんだか梅雨の時期のような天気ですね。しかし、これからさらに暑くなるという話です・・・。体調管理には十分気を付けていただきたいと思います。さて今回は当日記の93号にてお伝えしました、浴室改修工事の続きです。全面タイル貼りの従来型の浴室をすべて解体し、間取りも大幅に変え、廊下のスペースまで浴室及び洗面脱衣室を拡張し、今まで狭かった浴室と洗面脱衣室をゆったりとした空間にリフォームするというのが目的でした。浴室はもちろんシステムバスにしました。(タカラスタンダードの耐震システムバス・エメロード1616型を採用)しかし、解体を進めると、やはり湿気が多い浴室なので土台や柱の腐蝕(虫害)があり、ひどい部分では木材の半分以上の部分が蟻に喰われていました。柱にしてもよく今まで持ちこたえていたな・・・という印象でした。しかし、不幸中の幸いではないですが、こういった浴室改修の際に建物にとって致命的なダメージを発見することができ、なおかつそれを直すことができる・・・。工事のコストはその分あがりますが、安全性を考慮すると大きなプラスになります。今回の場合も多少工期の延長やコストアップはありましたが、しっかりとした土台や柱の修理を行い、計画よりも有意義な浴室改修工事になりました。浴室も窓を断熱性能のある窓に変え、浴室換気乾燥暖房機も設置しましたので、夏場も冬場も快適に使っていただけると思います。

ひるまこうむてん若獅子日記-95 住まいの便り夏号

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平成25年7月29日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。毎日不安定な天気が続いておりますが、このブログのシステムも不安定な状態で、先程更新しようとしたらいつも通りの作業ができずに、数時間が経過してしまいました・・・。どちらかというとアナログ人間の私は説明を聞いてもよく理解できず、なんとか現在はいつも通りではないですが、更新作業が可能となりました。そういったなかで非常にイライラしながらの更新作業となってしまいましたが、恒例の「住まいの便り・夏号」の原稿が完成しました。今日あたり印刷が仕上がってきますので、近日中にもお客様のもとへお届けしたいと思います。前号に引き続き、「かんたん省エネリフォーム」がテーマです。この季節にちなんだ内容にしてありますので、ぜひご覧いただきたいと思います。もし当店OBのお客様以外で、「住まいの便り」をご覧になりたいという方がいらっしゃいましたら、お気軽に当店までご連絡ください。

ひるまこうむてん若獅子日記-94 手すりの取付(バリアフリー改修)例

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写真-1 玄関〜階段 工事前

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写真-2 玄関〜階段 工事後

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写真-3 階段 工事前

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写真-4 階段 工事後

平成25年7月20日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。ここ最近大工としての仕事が多いためついつい日記の更新がさぼりがちですが、今回はバリアフリー改修、手すりの取り付け工事例をご紹介します。今回の工事は介護保険制度を利用した住宅改修として行ったのですが、このような場合は被保険者とケアマネージャーと工務店側とで設置場所や方法を打ち合わせしながら決めていきます。その後工務店側で見積書の作成や作図を行い申請書や理由書を市役所に提出し、工事の決定通知書が届いたら工事着手となります。(*各自治体により、申請方法や提出書類は異なります。)今回は壁内部の下地状況が不明確な部分があるため、壁に木製ベース板を取り付け、そのベース板に手すり部材を取り付ける方法を採用しました。取り付ける部材が手すりですから、完全に固定できなくてはなりません。少し手間や材料費がかかりますが、ベース板を使用しての方法は下地が不明確な場合はおすすめの工法です。高さや位置に関しても一般的な奨励寸法はありますが、利用する方の症状や体型により個人差がありますので、綿密な計画が必要です。介護保険の住宅改修に限らず、当店ではこのようなバリアフリー改修も行っておりますので、手すりの取付等がご自身ではむずかしいという方は、ぜひお気軽にご相談ください

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廊下の手すり取付例

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トイレの手すり取付例(L型手すり)

ひるまこうむてん若獅子日記-93 浴室改修工事

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浴室解体後の様子です。土台が蟻害に遭っています…。

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土台を入れ替え、柱や土台の一部を金物補強しました。

平成25年7月8日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。暑いです!早くも梅雨明けですね。(埼玉西武ライオンズも梅雨明けで5連勝!3位浮上です。)ここ最近は私も連日現場に出ているので、暑さが身に沁みます。熱中症には本当に注意してください。さて今回は今現在進行中の浴室改修工事の途中経過を少しご紹介します。築30年以上の木造住宅の浴室改修なんですが、造り付けの約0.75坪の浴室と約0.75坪の洗面脱衣室を解体し、間仕切りを造り直し、1坪のシステムバスと1坪の洗面脱衣室にリフォームするという内容です。解体工事から開始しましたが、工事前から心配されていた一部の土台や柱が蟻に喰われて腐食していました。土台も柱も辛うじて芯は残っていましたが、表面はボロボロでした。正直こういった場面はよくあることで、放置しておけば建物全体の構造耐力に重大な欠陥をあたえます。幸い部分的な土台の入れ替えや柱の補強で済みましたが、逆に言えば今回の浴室改修工事がきっかけでこのような重大なダメージを発見することが出来て良かったと思います。その後は土間コンクリート工事、配管工事、電気配線工事、窓取り付け工事、木下地工事と、様々な工事が絡み合いますが、うまく日程調整をして工事を進めました。おおむねこのような工事の場合は浴室解体から、システムバスの設置まで1週間程度かかります。(ちなみにシステムバスの設置は今日行っています。)解体工事の時の騒音や、防腐剤の匂い、1週間以上お風呂に入れないという苦労をお客様にかけている以上、今後の工事も気合いを入れて挑みたいと思います。

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柱にも痛みが・・・。

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しかし、しっかり補強しました。

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土間コンクリートの打設や給排水給湯配管も完了!

ひるまこうむてん若獅子日記-92 中古マンションリフォーム(内装編)

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リビング・リフォーム前

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リビング・リフォーム後

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和室・リフォーム前

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和室・リフォーム後

平成25年6月26日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。昨日も今日も雨で梅雨らしい陽気ですね。しかし関東地方の水がめも農作物も雨不足で深刻な問題になりつつあるようです。洗濯ものは乾きませんが、やはり降るときに降ってもらわないと困りますね。さて今回は中古マンションのリフォームで、内装工事に関して簡単にご紹介します。築年数ははっきりしませんが15年程は経過しているでしょうか、玄関から廊下、リビングや水回りの天井や壁のクロスは汚れやシミが目立ち、全体的暗い感じでした。和室も障子が破れ、畳表も劣化していて、せっかく引っ越しして住むにはだいぶ無理がある感じでした。今回、お客様より水回りの設備の入れ替えも含めた全体的なリフォームをご注文いただきましたので、当然内装も全面リフォームしました。天井、壁のクロスは全体的に貼り換え、床もフローリングの上に4ミリ合板で下地をし、明るい色合いのクッションフロアーを貼りました。(クッションフロアーはかんたんに貼り換えができ、ローコストです。)和室も畳の表替え、障子やふすまの貼り換えを行い、内装をリフォームしただけでも新築同様の空間にうまれ変わりました。(照明を点灯しなくても空間全体の明るさが増しまたよ。)今回は全体的なリフォームでしたが、天井、壁、床の内装リフォームは部屋ごとにできるリフォームなので、これから迎える夏に向けて気分転換もかねて、お部屋の内装リフォームをご検討されてはいかがでしょうか?