ひるまこうむてん若獅子日記-270 お部屋の換気をしましょう!

令和2年5月15日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。新緑がまぶしい過ごしやすい陽気になりましたがいかがお過ごしでしょうか?新型コロナウイルスの影響がまだまだ続く中、外出自粛でお家で過ごす時間が長くなり、退屈な時間を過ごされている方が多いと思います。そんな中で大事なのはお部屋の換気です。感染予防として個人宅以外でも店舗や事務所の換気は非常に大事です。換気の方法としては窓を開けて換気する自然換気、換気扇を利用して換気する強制換気があります。2003年以降に建てられた住宅は24時間換気が義務付けられていますので、窓を開けなくても換気扇と給気口で換気できるシステムが整っています。ただし換気扇の電源をオフにしてしまってる人もたまにいますので、電源は必ずオンにしましょう。また、24時間換気システムがなくても、台所の換気扇や水回り(トイレ、浴室、洗面所等)の換気扇を常に作動させておけば良いでしょう。(強弱の切り替えができる場合は弱運転にしましょう。)換気扇がないという場合は窓開口を行っての自然換気が有効です。その際大事なのは窓1カ所のみでなく部屋に複数窓がある場合は2カ所以上開け、風の通り道を作ってあげることでさらに効率のよい換気ができます。窓が1カ所しかない場合でも室内側のドアを開けておいて、玄関、廊下、他の部屋の窓を開け通り道を作ることもできます。これからの季節は虫も発生しますので、網戸の状態も点検しておくと良いですね。最近では雨戸を閉めた状態でも通風できる通風雨戸や電動の通風タイプのシャッターも販売されています。換気をするということは感染予防以外にも健康に直結します。この際それそれのライフスタイルに合わせて、換気計画、通風計画を立ててみてはいかがでしょうか?

ひるまこうむてん若獅子日記-269 業務について

令和2年4月30日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。新緑が芽生え過ごしやすい季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。新型コロナウイルスの感染が広がる中、緊急事態宣言も発令され各方面に色々な悪影響を及ぼしています。住宅業界におきましてもストップしていた一部の水回り商品の受注も再開されましたが、各メーカーのショールームはほぼ全館休業中です。今後の業界の動向が非常に心配です。当店におきましては基本的には通常体制で動いておりますが、社会情勢も踏まえ当面の間下記の通り業務体制を縮小させていただきます。ご不便をおかけいたしますが何卒ご理解の程お願い申し上げます。(5/3〜5/6は休業日とさせていただきます。)

  • 業務時間 8:00〜18:00 → 8:00〜17:30(電話受付:9:00〜17:00)
  • 定休日  毎週日曜日、祝祭日 → 毎週土曜日、日曜日、祝祭日

ひるまこうむてん若獅子日記-268 新型コロナウイルスの影響に関して

令和2年4月3日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。連日報道されてます「新型コロナウイルス」、事態は日を追うごとに深刻化しています。建築業界におきましても先に当日記で書かせていただきました通り、各建材メーカー、設備メーカー共に苦戦を強いられております。水回り商品を中心に現段階でも納品が困難な状況にあります。メーカーや機種によっては3月末より受注を開始したものもありますので、少しづつではありますが前進しているのかなというところですが、明確な納期回答が出せていない現状です。中には発注から納品まで3か月かかるものもあります。しかし、現段階で影響を受けていないメーカーや建材も当然あります。アルミを扱う窓やエクステリア建材、木材や合板を扱う建材(構造用合板、各種合板、フローリング等)、新建材(石膏ボード、外壁サイディング、屋根材等)、塗料、内装材(クロス、クッションフロア、襖)等は通常体制で動いております。当店におきましても現段階では通常体制に近い形で稼働しておりますので、何かご相談がございましたらお気軽にご連絡ください。何かと不安定な社会情勢ではありますが、子供たちも日々不安の中毎日を過ごしています。私たち大人は政治批判するばかりでなく、買いだめや不要不急の外出は避け、一人一人が思いやりを持った行動をすべきだと思います。一日も早い事態の終息を願うばかりです。

*外出自粛要請により、都内の各設備や建材のメーカーショールームが休館している場合がありますので、来館前に各メーカーのホームページをご確認ください。

ひるまこうむてん若獅子日記-267 新型コロナウィ留守の影響に関して(続報)

令和2年2月18日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。前回もお伝えしました通り、新型コロナウイルスの影響で各住宅建材メーカーの一部商品が欠品、製造中止になっております。現在のところ復旧の見通しは立っていません。前回お伝えしたメーカーに加え、TOTOにおきましてもウォシュレットの受注を全面中止した模様です。また、システムキッチンに組み込む食器洗い洗浄機も各メーカー納品がストップしています。(ガスコンロ、水栓等も一部納品がストップしています。)ただし、システムキッチン本体は国内で製造していますので、工事に関しては一部部品を後回しする形で進めていくようになります。ウォシュレットの場合は急を要する場合はリクシルのシャワートイレへの代替をしていただくようになりますが、リクシルでもシャワートイレの製造が追いつかない状況にあるとのことです。事態が終息するまで一部商品に欠品、製造中止が続くと思われます。ご迷惑をおかけしますが、ご理解の程お願い申し上げます。

ひるまこうむてん若獅子日記-266 新型コロナウイルスの影響に関して

令和2年2月13日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。年明けから1か月半が経ちましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。さて連日新聞、テレビ、ネットニュースで報道されてますが、新型肺炎が国内外で猛威を振るっています。中国をはじめ多くの方が犠牲になり、油断を許さない状況になっています。ただ、あまり報道に踊らさるのもどうかと思います。メディアは正確な情報を伝え、我々はより正確な情報を得て自分自身で出来る限りので予防をしていけばよいかと思うのです。我々建築業界にもその影響は及んでおり、パナソニック、ハウステック、リクシル等の各メーカーでは一部の商品の入荷の遅延が出ていると発表しました。商品によっては4月中旬以降の納品になってしまう商品もあるようです。各メーカーは代替品にて対応させていただく可能性もあるとしています。リフォームや商品取り寄せをご検討されている方はこうした状況をご理解いただきたいと思います。一日も早く事態が鎮静化しますよう切に願います。

ひるまこうむてん若獅子日記-265 今年もよろしくお願いします。

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令和2年1月16日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。大変ご無沙汰しております。また遅くなりましたが本年もよろしくお願いいたします。新年を迎え、今年はいよいよオリンピックの年ですね。ここ数年地震や台風の大災害が多く、今もなお復興に向けて毎日毎日歯を食いしばって生きている方々を思うと「オリンピックもいいけどさ。」って感じる部分もありますが、(有)比留間工務店としては今まで以上にお客様に向けてより豊かな暮らし、安心安全な住まいの提供、サービスに力を入れて精進していきます。さて、今年最初は住宅用火災警報器について書かせていただきます。2006年6月1日に設置義務化されてから今年で14年目になりました。当初は新築住宅のみでしたが現在では既存住宅も義務化されており、設置されてから10年以上経過されているお宅が多いと思います。その多くは単独型の電池式のものが多いと思いますが、電池式の場合電池の寿命は10年間です。よってすでに電池切れや使用期限を過ぎているものが多いはずです。機種によって違いはありますが、電池切れを起こした場合は「電池切れです。」と音声が流れるものや、ブザー音で知らせるものがあります。せっかく設置してある住宅用火災警報器(以下住警器)なのにいざというときに機能しないのでは意味がありません。もし、電池切れが起きた場合には電池交換ではなく住警器自体を新しいものに交換してください。その理由は煙や熱を感知するセンサー部分にごみやほこりが付着して有事の際に機能しない場合や、世知の場所によっては経年劣化を起こしている場合もあります。最近では家電量販店、ホームセンター等で販売されておりますし、当店でも交換を承っておりますので、お気軽にご相談ください。これからが冬本番です。まずは住警器のボタンを押したり、ひもを引き、正常に作動するかどうかの点検から始めてみましょう。

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(パナソニック)SH48455/最新型はこんなに薄くてスタイリッシュになりました。

ひるまこうむてん若獅子日記-264 ご無沙汰してます。新商品の紹介です。

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令和元年7月19日

 こんにちは。そしてご無沙汰してます。(有)比留間工務店の齊藤です。令和になって初の日記なんですね。本当にすみませんでした。実は工務店の組織に若干の変動があり、昨年末で長年勤めていた大工が引退し、今年より代表の私と、大工の比留間隆博の2名体制となりました。しかしながら業務は今まで通りで元気に稼働してますのでご安心ください。ご依頼をいただいてから少しお時間をいただくこともあるかと思いますが、工務店としては今まで通り、いや、今まで以上のサービスを提供できるように精進してまいりますので今後共よろしくお願いします。というところで少しバタバタがありご無沙汰となってしましましたが、今後もできる限り当日記は続けてまいります!さて、昨日窓メーカーのYKKAPが主催する「リノベーションフォーラム2019」に参加してまいりました。当店もここ数年は木造住宅の耐震や断熱性を重視したリノベーションやリフォームを中心に手掛けておりますので、新商品の情報収集や雑誌社の方や構造設計にたけた方の基調講演もあり、とても充実した時間を過ごすことができました。その中で目にしたのが「リフォームシャッター」の新商品で、雨戸や戸袋を残したまま取付けられる「かんたんマドリモシャッター」が展示されておりました。従来のリフォームシャッターは雨戸のない窓、又は雨戸を取り外した状態でシャッターを取り付けるものでしたが、この度の新商品は雨戸の戸袋やレールの取り外しもせずにシャッターを取り付ける優れものです。当然取外しや外壁補修等の付帯工事が省略できますから、コストダウンや工期短縮になります。主に戸袋ごとシャッターで覆うものと、戸袋はそのままで窓部分のみシャッター取付を行うものと2通りあります。また、軒下でシャッターボックスのスペースがないという場合でも、100㎜のスペースがあれば取り付け可能なので、今まであきらめていた窓でもシャッター取付が可能です。手動、電動の選択肢+電動リモコン通風タイプの用意もあります。サイズももちろんフルオーダーにて対応します。ぜひ、これから暑い時期になりますし、毎日の雨戸の開け閉めが大変だという方はぜひ、「かんたんマドリモシャッター」を設置されてみてはいかがでしょうか?次回もよろしくお願いします。

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雨戸戸袋との緩衝部分も専用部材で上手く収まります!

ひるまこうむてん若獅子日記-263 2019年スタート

平成31年1月10日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。ずいぶんと久しぶりの更新になってしまいました。改めまして、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。昨年も多くのお客様にご愛顧賜り、1年間業務を全うすることができました。誠にありがとうございます。年末年始消防団の歳末警戒や元旦の町内獅子舞回りやら何かとあわただしく過ごしておりましたが、皆様はどのような年末年始を過ごされましたでしょうか?いよいよ今年は消費税率が10%に引き上げられますね。ますます我々庶民の生活も厳しくなる一方ですが、住宅業界におきましても影響が出てくるでしょう。その一方で消費税率引き上げに伴い、「住宅エコポイント制度」が復活するようです。まだ詳細は明らかにされておりませんが、大筋は従来通り窓、壁、天井等の断熱改修や、エコ設備工事に対して工事規模によりポイントが得られ、様々な商品と引き換えができたり、リフォーム費用にあてられたりという内容になる見込みです。詳細が分かり次第追って報告いたします。ともあれ(有)比留間工務店は従来通り、お客様の生活ニーズに沿った住宅環境の提供、サービスをこれまで以上に行って行く所存です。当ブログや住まいの便りでもどんどん情報発信をしていきますので、どうか今年もご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。

ひるまこうむてん若獅子日記-262 ハウスドクターの外壁修理-1(木工事→左官編)

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何の前触れもなく外壁が崩れ落ちた様子。下地ごと腐朽しています。

平成30年9月22日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。彼岸入りしてますます秋らしい陽気になりましたね。ただまたまた台風24号が発生したらしいです。日本に影響がないことを祈りつつ心構えをしておかないといけないですね。さて今回は外壁修理のレポートです。この夏ハウスドクターを自称している?私のもとにアパートの壁が落っこちたとの連絡があり心配しながら現場に駆けつけると、鉄骨製の2階通路部分の外壁(モルタル壁)の一部が落下していました。地震や強風の影響でもないので、状況からして雨水の侵入によって下地ごと腐朽した壁が落下した物だと判断しました。住民の方も含めて本当に怪我人が出なくてよかったです。改修工事の方法は色々検討しましたが、元通りに復旧し、さらに通路床面の防水工事を行うことにしました。原因は雨水の侵入と前述しましたが、角の部分、つまり鉄骨のはした部分のモルタル壁に大きなクラックが生じていて、そこから雨水が侵入していた模様でした。また2階通路床がコンクリートむき出しで表面に防水面がないため、外壁との接点が防水上の弱点になっていたのも原因の一つとして考えられます。最初に修理を行う部分の解体作業を行い、下地組という流れで工事段取りしていましたが下地板の奥の梁まで腐朽しておりました。予算等の関係上あまり大事にはできないのですが、そこは腕の見せ所という事ですぐさま下小屋へ戻り梁材を加工し、周囲にあまりダメージを与えないように梁の交換を行いました。続けて下地組、防湿シート貼り、下地合板貼り、シーリング処理といった大工工事を無事に終えました。(私自身けっこう久しぶりの大工仕事でした。)モルタル壁ということで、下地合板にはモルタル壁下地専用のラスカットパネルを使用し工期、コストの削減も図りました。大工工事完了後は左官屋さんに仕上げを行ってもらい、塗装→防水工事で完了になります。続きは全工事完了後にレポートします。

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柱に沿ってクラックが入っているのが分かると思います。そこから雨水が侵入していました。

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開けてびっくりでしたが、この時点で修理ができて良かったと思います。

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強度抜群の米松の梁に入れ替え、下地補強もしっかり行いました。

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木下地工事の様子。鉄骨の腐朽はなくて良かったです。

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透湿防水シート張り。これを省く業者もいますがけっこう大事な工程です。

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(ノダ)ラスカットパネル貼り完了。防水性もありこれがモルタル下地も兼ねてます。優れものです。

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左官屋さんによるモルタル仕上げ完了。この後吹付塗装+防水で完了です。

次回は続きをレポートします。今回もお読みいただきありがとうございました。

ひるまこうむてん若獅子日記-261 木造住宅リノベーション-2

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腐朽した浴室の土台

平成30年9月20日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。9月も後半、彼岸の入りですね。ようやく過ごしやすい季節になりました。ただ急に涼しくなったり雨が降ったりと気温や気候の変動が激しい時期なので体調管理には十分お気を付けください。さて今回は現在工事中の木造住宅リノベーションのレポートです。前回は耐震補強工事に基礎補強は大変重要なものであり、耐震+基礎補強はセットで考えるといったお話をさせていただきました。前回は配筋の様子しか画像を載せられなかったので、コンクリート打設の様子も画像を載せました。また、基礎補強はもちろんですが、耐震補強を想定していた部分にところに基礎がない場合もあります。そういった場合は必ず基礎を新設します。今回はフルリノベーションなので天井、壁、床すべてをスケルトン状態にしましたが、そうでない場合でも床下の状況を確認し、もし基礎がない場合は床改修工事も含めて基礎工事を行うの事をおすすめします。基本的に軸組の揺れや鉛直荷重は屋根から梁、梁から柱、柱から土台、そして基礎という具合に上から下へ伝わります。根本的に地盤が一番重要なのですが、建物の大元を支えているのが基礎です。つまりいくら壁を強くしたところでその衝撃を吸収する、または引き抜きが生じたときに引き抜きに耐えるための基礎がないと意味がないということです。また、今回のようにフルリノベーションの場合一番傷みやすい水回り、特に浴室の腐朽具合も確認でき、かつ補強工事を行います。システムバスではない在来の浴室の場合は防水性や断熱性が悪いと下地に水分が伝わって腐朽します。これらを放置しておくと建物の寿命を極端に短くします。当店では浴室単体のリフォームの際にも土台や柱が普及していればそれをしっかり補強、補修しながら工事を進めていきます。いくら低価格でリフォームしたとしても腐朽部分を放置したままでは意味がありません。リフォーム業者を選択する際その辺も注意した方がよいですね。話は少しそれましたが、耐震補強でも外から行う工法もありますが、基本的には基礎、内部構造の状況、それらを踏まえたうえでリノベーションやリフォームを行うことが重要だということです。

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腐朽していた浴室部分。土台も取替、基礎補強も行いました。

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基礎補強工事の様子。外部から基礎を抱き合わせる形の基礎補強です。

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基礎がなかった部分もしっかり基礎を新設しました。

今回かここまでです。次回もよろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-260 集合住宅外装改修工事

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色あせが進んだ外装でしたが・・・

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キリっと生まれ変わりました!

平成30年9月4日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。9月に入り暑さも続く中で台風も来ています。お盆中には雷による火災や停電も多く発生しました。災害への備えとともに地球温暖化への対策、住宅の省エネ化へますます力を入れていかなければならないと強く思う今日この頃です。さて今回は集合住宅外装改修工事の紹介です。築20年以上の建物で、前回のメンテナンスから10年以上が経過し塗装面や外装部材に劣化が視られました。塗装面は指でこすると塗膜が粉上のように付くチョーキングが起こり、雨樋も割れている部分もあり、照明器具も劣化していました。特に照明器具は熱を持ち故障すると火災の原因にもなりかねないので注意が必要です。内外部問わず10年以上が経過したら取替えるようにしましょう。そこで今回は屋根を含めた塗装、雨樋や照明器具の取替、通路や階段部分のパネルの取替を施工させていただきました。塗装はいつも通り高圧洗浄した後に屋根、外壁、水切り、エアコンの配管カバー、階段部分等各素材によって塗料を使い分けて2〜3度塗っていきます。今回ではあまりなかったのですが、木部や鉄部の古い塗膜が浮き上がっている状態を目にしたことがあると思いますが、こうした古い塗膜を残したまま上から塗ってしまうと、すぐに浮き上がってしまい塗膜が長持ちしません。よってケレン作業と言って古い塗膜を可能な限り削り落とす作業が必要になってきます。当然手間もコストの上がりますが後の耐久性を考慮すると欠かすことができない工程になります。安価で引き受ける業者さんはこういった部分を落としている場合がありますのでご注意ください。もう一つ大事なのは鉄部の塗装のサビ止め処理です。よく鉄骨が赤く塗ってあるのをみかける事があると思いますが、その赤い塗装がサビ止め処理です。当然ですが鉄は錆びます。住宅でいう鉄部は手すりや柱等構造的にも重要な部分に使用されていますので、サビ止め処置を怠ると住宅の寿命に影響を及ぼします。よってしっかりさび止め処置を行った後に塗装するということを標準仕様で行います。色々長々と書いてしまいましたが、外装とは住宅を雨風や寒い暑いから常に守ってくれている重要な部分です。1年でも1日でも長く住宅を守るためにも、外装部分のメンテナンスは欠かさず行っていただきたいと思います。

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錆び始めていた玄関ドア。

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ピカピカに仕上がりました!

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外灯もカバーが割れていました。

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LEDの照明器具に取替。面倒な蛍光灯を変える作業も必要もありません。

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階段も色あせが進んでましたが・・・

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外壁も階段もパネルもピカピカです。

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2階の通路。パネルも緑いろっぽく元気ない感じでしたが・・・

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パネルも玄関ドアも蘇り、元気のある通路に!

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パネルは耐久性抜群のポリカーボネート板です。

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手すりはアルミ製ですが、アルミにも使用できる特殊な塗料を使用して艶がよみがえりました。

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1通路部分。鉄製柱も色あせています。

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しっかりとケレン、サビ止め処置を行い・・・

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外壁や玄関ドアとともにきれいに仕上がりました!

最後までお読みいただきありがとうございました!次回もよろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-259 木造住宅スケルトンリノベーション-1

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猛暑の中ですが、内装解体工事が進行中です。

平成30年8月28日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。いやー暑いですね。お盆明け落ち着いたかに思えた猛暑ですが、ここ数日は危険です。当店の大工も大変苦戦を強いられております。熱中症にならないよう十分健康管理に努めて仕事に励みたいと思います。さて現在は築40年以上の木造2階建て住宅のスケルトンリノベーションを着工させていただいております。前回のリノベーション同様耐震補強、断熱改修をメインに新築同様に仕上げていきます。前回は鉄骨造と木造の混構造でしたが、今回は木造2階建てということで耐震補強に関しては屋根の軽量化も行います。(瓦→コロニアルに葺き替えますよ。)外装は既存の外装を残すので耐震補強は内装側から金物、筋違い、構造用合板貼りがメインの補強になります。また、壁の補強のみですと基礎にかかる負担が大きくなるので基礎補強も同時に行っていきます。実はここが大事なポイントです。耐震補強というとどうしても壁の補強ばかりに目が行きがちですが建物全体を支える基礎こそ重要なんです。先にも述べましたが既存の状態より壁を補強した分土台や柱の引き抜きの力が補強前よりも強く起こります。ここで基礎が無筋コンクリートだったり強度が不足しているような基礎だと基礎が破壊されてしまいます。つまりどんなに上物だけ強くしてもそれを元から支えるものがよりしっかりしていないといくら補強しても意味がないのです。今回はもともとの基礎の内側にさらに鉄筋コンクリートの基礎を抱かせる補強方法を採用しました。また想定していた部分に基礎がない場合もあるので、そういった場合も新規に基礎を造ります。耐震補強の需要ポイントは壁補強+基礎補強ということですね。これから工事の進み具合で続きをUPしていきたいと思います。

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基礎補強と新規に基礎工事を行うカ所の配筋作業です。

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基礎の内側からがっちり基礎補強!

次回もよろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-258 浴室リノベーション

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長年ご使用していた浴室が・・・

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機能も性能も新築同様の浴室に!

平成30年8月20日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。早いものでお盆休みも終わり8月も後半です。子供たちも夏休みの宿題がラストスパートといったところでしょうか?さて今回は鉄筋コンクリート造の住宅浴室リノベーションの紹介です。浴室リフォームやリノベーションというとシステムバス(ユニットバス)が一般的な気もしますが、構造や形状によってはそれが不可能な場合もあります。そうなると造り付けの浴室改修工事になります。今回も場合も浴室の形状がL字型でしたので、システムバスではなく造作工事での改修工事を行いました。まずは全面的な解体工事を行った後に天井、こちらはベニヤ貼りのペンキ仕上げでボロボロの状態でしたので耐久性のある浴室専用パネル、(フクビ)バスパネルで仕上げました。壁はタイルのペンキ仕上げの半々でしたので、タイル面はそのまま残し、ペンキ仕上げ部分は下地工事を行い全面タイル貼りに。床は一般的なタイルからサーモタイルに貼り換え冬場の冷たさを和らげるようにしました。窓はカバーリング仕上げで高断熱の窓へ、浴槽も高断熱浴槽へ、水栓も使いやすい節湯型の混合水栓へ、入り口木製ドアも腐朽していたのでアルミ製の浴室ドアに。その他バリアフリーを考慮し手すりの取付、照明器具もLEDの防湿型シーリングライトへ。もちろん換気乾燥暖房機も取り付けましたよ。機能、デザイン、省エネ、バリアフリー、全ての面で向上した有意義な改修工事をさせていただきました。工事期間中は2週間ほど浴室をご使用いただけなかったので、大変ご不便をおかけしてしまいましたが、完成後は自信を持って引き渡しさせていただきました。これから来る寒い季節でも快適にご使用いただけると思います。このように浴室やトイレ、キッチン等の水回りはほかの部分に比べて使用頻度も高く傷みやすいところでもあります。当店ではそれぞれの条件に見合った工事プランを提案させていただきますのでお気軽にご相談ください。

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幅が1メートルと少し小さめでしたが・・・

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ゆったり入れる1.2メートルサイズに!跨ぎの寸法も40センチで使いやすい寸法へ変えました。

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窓は枠も含めて劣化が進んでいましたし、断熱性も悪い状態でした。

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カバーリングで高断熱窓へ!

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換気乾燥暖房機も取付。冬場のヒートショック対策も欠かさずに。

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入口下端の木部が普及してましたので・・・

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アルミの浴室専用ドアへ!手すり取付もぬかりなく!

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天井は高耐久のバスパネルを使用。照明器具は防湿型のLED器具です。

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床はサーモタイルを使用。足元の冷たさはかなり改善されます。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-257 住まいの便り26号完成

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「住まいの便り」第26号

平成30年8月4日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。連日の猛暑が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?少しでも油断をすると命の危険も!という暑さです。適度なエアコンの使用や水分塩分補給を行い、熱中症予防に努めましょう。さて、恒例の「住まいの便り」第26号がこの度完成しました。今回は災害対策、減災をテーマに記事を書かせていただきました。今年に入り地震、豪雨、台風と災害が続いておりますが、いつ災害が発生しても何も対応できないのではなく、自分の身は自分自身で守る、そして日ごろの備えをしっかり行っておくという「減災」とは・・・、という部分に触れていますので是非ともご覧いただきたいと思います。OBのお客様を対象に本日より発送配布を開始させていただきますので、到着までしばらくお待ちください。よろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-256 玄関引き戸リノベーション

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古くなった玄関引違い戸がたった1日にして・・・

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高級感漂う新しい玄関引違い戸へ!

平成30年7月28日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。連日の猛暑、台風と目まぐるしく天候が変化していますがいかがお過ごしでしょうか?今月初旬には西日本で豪雨の影響で甚大な被害、そして数多くの尊い命が失われてしまいました。被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げます。来月初旬に配布予定の「住まいの便り」26号は、災害に対しての備えをテーマにしておりますので是非ご覧いただき、日ごろの備えを行っていただきたいと思います。さて今回は先日施工させていただいた玄関リノベーションの紹介です。当日記におきまして窓や玄関ドアのカバーリング工法を紹介させていただいたことがあります。カバーリング工法とは既存の窓の外枠のみ残し、そこへ新しい窓やドア枠を組み込んで新規で取付けたものと同様の新しい開口部に生まれ変わらせるというものです。内外装の改修工事がほぼ必要ありませんので、工期も1日、余分な工事が不要なのでコストダウンにもなるという優れものです。今回の例は引違戸です。こちらも窓やドア同様外枠のみ残し、カバーしていく形になります。下端のレールも撤去せずにそのままカバーします。若干の段差は出ますが、段差解消部材を使用すれば問題ありません。築40年以上が経過した住宅の玄関引き戸でしたので、それなりに痛みが発生しており修理では対応するのが困難な状況でしたので、お客様と相談し思い切って今回の工事を施工させていただきました。今回採用したのは(LIXIL)のリシェントという商品で引違戸のみならず玄関ドアにも多彩なラインナップがありますし、電子錠やカード錠にも対応しています。ここ数年の玄関引違戸の使い勝手の悪さも解消し、お客様にもお喜びいただきました。たった一日で新しい玄関に生まれ変わる(LIXIL)リシェント。ご興味のある方は是非お気軽にご相談ください。

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工事前のレール部分

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カバーしたとは思えないほどにきれいに納まります。

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丸太の桁部分もうまく加工しますよ!

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内装側もスッキリ納まりクロスの貼り換えも不要です。

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工事前(別角度から)

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工事完了後。しつこいようですがたった1日で仕上がります。

次回もよろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-255 おしゃれ洗面化粧台

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ごく一般的な洗面化粧台から・・・

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こんなおしゃれな洗面台へ!

平成30年6月27日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。毎日暑いですねー。本当に暑い。まだ体が暑さに慣れていないこの時期、十分な睡眠とバランスの良い食事、適度な水分塩分補給を心がけ熱中症には気を付けましょう。さて今回は洗面化粧台リフォーム事例の紹介です。キッチン、トイレ、浴室同様毎日使用する洗面化粧台。各メーカー機能やデザイン性に富んだ商品を展開してますが、ここ最近はお客様自身が個性を重要視したリフォーム、リノベーションが増えてきています。自分なりのこだわりの空間づくりといいましょうか、他にはない、自分なりの個性的な商品をチョイスするような傾向があります。上の写真はお客様ご自身が選びご購入されたもので、設備工事や取付を当店で施工させていただきました。もちろん輸入品であり、国内メーカーでは扱っていない商品になります。2本足で高級感もありエレガントな感じの化粧台ですよね。混合水栓もお客様ご自身でお選びいただいた洗面台にマッチした高級感のある物です。商品を選択するに当たり、機能面、価格面、耐久性、省エネ性等色々重視する面がありますが、そこに自分なりのこだわり、個性も加わることでさらに選択肢が広がり、よりよい住環境が作れると今回は強く感じました。ただ輸入品の注意点は部材によっては水漏れを起こしたり、国内の規格にそぐわないものもありますので注意が必要です。個性的なこだわりの住環境づくり、当店は皆様のご要望に沿えるような空間づくりをこれからも続けていきますので、お気軽にご相談ください。

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壁を撤去、下地補強及び配管工事を行います。

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断熱材もしっかり入れますよ!

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防水石膏ボードを貼って・・・

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クロスを貼ってから器具取付けで完成です!

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混合水栓も素敵なデザインですね。

最後までお読みいただき、感謝です。次回もよろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-254 命を救う、防災と減災

平成30年6月21日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。6月18日(月)午前7時58分に発生した大阪での地震。マグニチュードは6.1、最大震度6弱という大きな地震でした。震源の深さが約10キロということで割と浅かったせいか揺れも大きく広範囲にわたりました。残念ながら4人の方が犠牲になり300人以上もの方々が怪我をされたました。今でも余震がつづき大雨による2次災害の危険も懸念されています。当ブログ、または「住まいの便り」におきましても住宅の耐震性や耐震診断、耐震補強の重要性、あるいは自分でもできる地震対策等レポートさせていただきました。できれば改めてそれらを見直していただけると幸いです。また私自身工務店の立場、そして消防団員の立場からして申し上げたいのは「自助」の重要性です。災害における救助で「公助」と「自助」があります。公助というのは消防機関や警察機関による救助の事で、自助というのは地域の自主防衛、あるいは各家庭における自主防衛を差します。つまり一人一人の災害に対しての日ごろの備え、そこから隣近所の防災意識につながり「自助」が形成されるということです。それこそが「減災」つながるのです。地震、台風、火山により自然災害は規模にもよりますが決してゼロにはできません。しかし一人でも多くの人が自助の意識を持てば減災につながり多くの命が救われることになると思います。近年団員不足が深刻化している消防団も「公助」の一面もありますが、実は「自助」なんです。ごく普通の地域の人が生業の傍ら命懸けで地域の防災に尽くしているのが消防団なのです。その使命感を持った団員が地域に一人でも多く存在すれば、それも減災につながります。住宅の面でも耐震基準を満たしていない住宅は今すぐにでも耐震補強は必要ですが、それが不可能であっても家具の転倒防止、ブロック塀の補強、火災警報域の設置等も大変重要です。今回の地震で亡くなられた方々のほとんどが圧死によるものです。耐震補強のような大きなことでなくても、ちょっとした心がけ次第で命が救えるのです。工務店として、消防団員として考えを述べ出せていただきましたが、もし何かご不安なことやお手伝いできることがございましたらお気軽にお声掛けください。

ひるまこうむてん若獅子日記-253 マンションリフォーム

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かなりやばい状況の和室でしたが・・・

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フローリングにモデルチェンジ!新築同様です!

平成30年6月5日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。暑い日が続きますが、もうじき梅雨入りでしょうか?庭のアジサイも満開な感じで雨を待っているように見えます。さて今回はできたてほやほやのマンションリフォーム事例の紹介です。築30年ほどのRC造の賃貸マンションで、20年以上住まわれていた方が転居されたということで内装のリフォーム依頼がありました。ガラスも割れ、壁にも穴が開きカビが発生、水回りも真っ黒、畳も一部腐って・・・てな感じでした。しかしこんなことでビビッていては工務店などやっていけません。非常に限られた予算ではありましたが使用できるものは再利用し、内装、キッチンセット、洗面化粧台、各種器具を一新。とても有意義なリフォームになりました。壁は腐食部位の補修を行い全面クロスや襖の貼り換えを行いました。床はDKはフローリングの劣化もあり、賃貸ということで木目のクッションフロアにしました。和室は畳の劣化がある部屋はフローリングに、もう一部屋は畳の表替えを行いました。水回りはキッチンセットと洗面化粧台共に耐久性の高いホーロー製のものを採用、換気扇も取替えました。仕上げはハウスクリーニング、2日間かけて頑固な汚れも落とし無事に引渡しになりました。一見これはだめだと思っても我々から見ると十分直せることが多いです。ぜひマンション戸建に限らず、お住まいの事でお悩み等ございましたらお気軽にお声掛けください。

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シミがひどく古びた畳も・・・

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表替えでここまで美しくなります!

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古びたフローリング・・・

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ピカピカの仕上がり!クッションフロアなので簡単に貼り換えも可能です。

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扉も外れてかわいそうな感じのキッチンでしたが・・・

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ホーロー製のキッチンで末永くご使用できます。

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換気扇も・・・

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現代風のシロッコファンに一新。

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カビ、穴、くじけたくなるような残念な部屋でしたが・・・

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人生が前向きになるようなきれいなお部屋に!

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どことなくレトロな洗面化粧台も・・・

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おしゃれかつホーロー製で耐久性抜群に!

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薄汚い感じのDKから・・・

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ピカピカのDKに変身!

今回はここまでです。次回もよろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-252 スケルトンリノベーション-14

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高効率ガス給湯器=エコジョーズ

平成30年5月24日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。ちょっと間が空いてしまいました。申し訳ないです。早いもので5月も後半に入り季節外れの暑い日が続く中、庭のアジサイも咲き始めました。梅雨も近いということですね。さて今回で14回目のスケルトンリノベーションのレポートも今回で最後です。今回は省エネ設備の紹介です。まずは給湯器。給湯器というとガス給湯器やヒートポンプを利用したエコキュートが多く使われています。当然省エネの機器が主流となっていて、設置条件やご予算、オール電化か非オール電化かによって給湯器の選択肢が異なってきます。今回は設置条件を考慮してガス給湯器であるエコジョーズを採用しました。エコジョーズというのは従来型のガス給湯器が今まで捨てていた200度という高温の廃熱を再度循環させお湯を作る仕組みになっています。給湯効率が従来型の80%から95%となりCO2排出を少なくし、給湯効率も上がるのでエコで経済的な給湯器であります。販売当初は補助金制度も多かったのですが、普及率が高まったとともに少なくなりました。その分価格も安くなりお求め易くなりました。従来型と機械自体は大きな変わりはないので、エコジョーズに取替するにしても大がかりな工事は必要ありません。大きな違いはエコジョーズの場合お湯を作る際に少量ではありますが酸性の水が出るので、その水の排水が必要になりますので排水管を近くのますにつなぐ必要があるということです。各メーカーも従来型よりほぼエコジョーズの製造販売に切り替わっていますので、ガス給湯器をご使用の方は是非エコジョーズへの切り替えをご検討ください。また、トイレ器具、つまり便器も今回は省エネ型を採用しました。(TOTO)製のピュアレストEXという器具です。TOTOの中ではスタンダードクラスになりますが、洗浄する際の水量が大の場合4.8リットル、小の場合が3.8リットルと、従来型より半分以下に抑えられ、水道料金に換算すると年間約12,000円もの削減ができます。そのれ付随してウォシュレットも貯湯式から瞬間式のものが展開されております。今までは機械の中で水を温めていたのでその分電気の消費がありましたが、使用する際に瞬時に水を温める仕組みなので電力消費も抑えることができます。デザインもスッキリとしたデザインで、トイレでありながらもおしゃれな空間づくりができます。こちらもリフォームに適したリモデルタイプの用意がありますので、よほどの事でない限り大がかりな配管工事は不要です。これからジメジメとした梅雨がやってきますが、スッキリとしたエコな設備で快適なエコライフを創造してみてはいかがでしょうか。

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TOTO製ピュアレストEX。円形のタンクがおしゃれです。しかもエコです!

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便器の背中に収納キャビネットを付けました。しまっておきたい小物がスッキリ収納できます。

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こちらはオマケ。選択スペースに高さ調整可能な棚を付けました。

以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-251 スケルトンリノベーション-13

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LIXIL洗面化粧台/ピアラ

平成30年5月2日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。世間では大型連休に入りました。地元府中でも大國魂神社の例大祭、通称「くらやみ祭り」が5/3〜5/6に行われます。関東三大祭の一つとしても有名ですし、古くは室町時代から記録が残っている歴史ある祭礼です。山車や大太鼓の行列、八基の神輿の巡行は見応え抜群。太鼓はくり貫き胴の大太鼓では日本で一番です。神輿も1.2トンを超えるものがほとんどで、菊の御紋が入った立派な神輿です。私が思うに日本一のお祭りなので、是非観に行ってください。と言いつつ昔はさんざんお祭りやってたくせにお前はやらんのかい?!と言われそうですね(笑)さて本題に入ります。今回もリノベーション現場の水回りの設備の紹介をさせていただきます。まずは洗面化粧台。(LIXIL)ピアラW:750を採用しました。システムキッチンや内装ドア、玄関収納等を同社の商品を採用しましたので、トータルコーディネートも考慮しました。扉の柄も木目で、洗面脱衣室入口引き戸と同じ柄にし一体感を持たせました。水栓もハイバックガードの壁付なので、水ハネの心配もなくお手入れも楽です。水栓も壁につくことにより手洗い場が広く使えるのもいいですね。排水口も「新てまなし排水口」といって掃除が楽な形になっています。ミラーキャビネットは三面鏡のLEDライト付きで、ミラーの裏側が収納スペースになっております。デザイン性にも機能性にも富んだ洗面化粧台。リフォームをご検討されている方は是非ご採用いただきたい商品です。

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ハイバックガード&壁付水栓。洗面器底部の平らなので、つけ置き洗いもしやすいです。

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ババーンと開いて収納できます。ババーとは言ってません・・・。

次回もよろしくお願いします。