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FRP防水改修工事前

平成24年1月19日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。今回は防水工事のリフォーム事例を紹介させていただきます。上の写真は築13年の集合住宅の屋根面FRP防水の様子ですが、黒く変色している事が分かると思いますが、防水層自体もだいぶ劣化が進んでいました。雨天時には下の通路部分に天井を伝った水が落ちている状態でした。こうなると屋根の躯体(骨組み)にも重大なダメージを与える事になり、住宅そのものの寿命を縮めてしまいます。この集合住宅の場合は防水層の切れ目の部分を中心に躯体の劣化、腐蝕があり、急遽補強工事を行いました。幸い致命的なダメージではなっかた為、部分的な補強工事で済みましたが、できれば、劣化が下地まで達する前に防水工事のメンテナンスを行わなくてはならないと思います。防水工事にも数種類ありますが、木造住宅でベランダ、バルコニー、屋根面に主に使用されているのが、FRP防水や、ウレタン防水になります。いずれの工法も環境や条件によってことなりますが、7年〜10年ごとのメンテナンス(改修工事)が必要となります。(常に植木鉢が置かれている下面などは要注意です。)下地や躯体まで劣化が進んでいるとその分の改修工事費までかかってしまいますので、定期的なメンテナンスをおすすめいたします。

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劣化が下地まで達した状態

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FRP防水改修工事後