平成23年12月15日

屋根防水劣化イメージ2.jpg

FRP防水の劣化状態

防水劣化イメージ2.jpg

上写真部分の下から見た状態

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。今日はとある現場の防水工事がテーマです。2階の通路部分の天井から雨天時に水が垂れ落ちているとの連絡を受け、屋根の防水の状態を確認してところ、FRP防水層がひび割れていて(一番上の写真)、そこが原因であることがわかり、早速劣化部の下地を撤去し全体的に防水工事を行うことにしました。ところが・・・2番目の写真を見ての通り、劣化が表面だけでなく下地の木部まで劣化(腐食)が進行していました。すぐさまお客様に報告し、緊急の補強(補修)工事をすることになりました。黒く腐食した木部をすべて撤去し新しい丈夫な木材に入れ替え無事に手術?は成功しましたが、一歩劣化の発見が遅ければ、屋根が崩れ落ちる等の事態になっていたかもしれません。そういった意味では人の体と、家(住宅)も一緒で常日頃のお手入れ、点検が非常に重要です。特に屋根や外壁等防水関連は大事な部分といえます。劣化を放置しておくと、家の構造そのものに致命的なダメージをあたえてしまいますので、定期的な点検をぜひともおすすめいたします。(ちなみに今回のような屋根部分、又はバルコニー部分のFRP防水やウレタン防水等の防水工事は最低10年に一度の工事をおすすめいたします。)

防水下地補修後イメージ.jpg

木部補修工事完了後