ひるまこうむてん若獅子日記-259 木造住宅スケルトンリノベーション-1
猛暑の中ですが、内装解体工事が進行中です。
平成30年8月28日
こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。いやー暑いですね。お盆明け落ち着いたかに思えた猛暑ですが、ここ数日は危険です。当店の大工も大変苦戦を強いられております。熱中症にならないよう十分健康管理に努めて仕事に励みたいと思います。さて現在は築40年以上の木造2階建て住宅のスケルトンリノベーションを着工させていただいております。前回のリノベーション同様耐震補強、断熱改修をメインに新築同様に仕上げていきます。前回は鉄骨造と木造の混構造でしたが、今回は木造2階建てということで耐震補強に関しては屋根の軽量化も行います。(瓦→コロニアルに葺き替えますよ。)外装は既存の外装を残すので耐震補強は内装側から金物、筋違い、構造用合板貼りがメインの補強になります。また、壁の補強のみですと基礎にかかる負担が大きくなるので基礎補強も同時に行っていきます。実はここが大事なポイントです。耐震補強というとどうしても壁の補強ばかりに目が行きがちですが建物全体を支える基礎こそ重要なんです。先にも述べましたが既存の状態より壁を補強した分土台や柱の引き抜きの力が補強前よりも強く起こります。ここで基礎が無筋コンクリートだったり強度が不足しているような基礎だと基礎が破壊されてしまいます。つまりどんなに上物だけ強くしてもそれを元から支えるものがよりしっかりしていないといくら補強しても意味がないのです。今回はもともとの基礎の内側にさらに鉄筋コンクリートの基礎を抱かせる補強方法を採用しました。また想定していた部分に基礎がない場合もあるので、そういった場合も新規に基礎を造ります。耐震補強の需要ポイントは壁補強+基礎補強ということですね。これから工事の進み具合で続きをUPしていきたいと思います。
基礎補強と新規に基礎工事を行うカ所の配筋作業です。
基礎の内側からがっちり基礎補強!
次回もよろしくお願いします。