ひるまこうむてん若獅子日記-224 農作業場改修工事
梅雨らしく、くもり空の中、庭のアジサイも満開です。
平成29年6月27日
こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。1か月振りの更新ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。6月も後半になり本格的な梅雨を迎えてますが、雨は意外と少なく現場の方はおおよそ順調に進んでおります。現場にとっては助かりますが、やはり社会的な影響を考えると降るときに降ってほしいですね。さて当店では現在前回でも触れました農作業場の改修工事を行っております。墨付け、刻み加工を終えたころには基礎工事も終え、6月中旬の梅雨の晴れ間に土台据え付け、建て方を済ませました。現在は屋根工事や壁下地工事に着手している状況です。当店にとってはプレカット加工が全盛の中、久しぶりに墨付けと刻み加工を経験させていただくことになり、本当にありがたく思っております。親方が亡くなって初めての建て方となりましたが、多少のミスはあったものの何とか形になりました。(ミスをしてしまった大工には翌朝私が親方に言われてきたことをキチンと伝えました。ぜひ次に生かしてほしいものです。)今回の工事で改めて伝統の技術の大事さ、そしてそれを継承していくことの大事さを感じることができ、ますます気を引き締めなければならないと思いました。次回も引き続き行為の進捗状況をアップしていきますよ。ご期待ください。
一本一本丁寧に手早く加工していきます。
こんな形で刻んでいきます。プレカットとは一味違う手作業の感じがいいと思います。
土台の仕口です。穴は扇ホゾといって角柱に使用するホゾの形です。
こちらは柱の方です。通常のほぞより浅いんですが、その分抜けにくい形状なんです。先人の知恵です!
土台の据え付け完了です。そしていよいよ・・・
建て方開始。今回は規模が小さいのでレッカーは使用せず手作業です。私の怪力が存分に発揮されました!
細かいミスが多発しましたが・・・
慎重に通りを確認しながら・・・
無事に上棟です。これから屋根下地へ。
屋根タルキを順に固定していきます。今回はここまでです。続きは次号で!