ひるまこうむてん若獅子日記-278 木造住宅における断熱工事-3

現場発泡「ダルトフォーム」施工中の様子
令和3年7月14日
こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。7月もあっという間に中旬を迎え、ご家庭によってはお盆の時期ですね。何か殺伐とした世の中ですが、こういう時だからこそ、静かに、そして穏やかな気持ちでご先祖様を迎え、感謝の気持ちを表したいものです。さて、先週は木造住宅における断熱工事の工法を紹介しました。中でも一般的なのは充填断熱ですが、充填断熱にはどうしても隙間が生じやすく、作業者の技術レベルによっては欠点が生じ、品質にばらつきが出てしまう。そういう欠点があります。その欠点を克服するのが、今回紹介させていただく、現場発泡ウレタンフォーム、「ダルトフォーム」です。現場発泡をいうのは、現場で断熱材を調合し、ホースの先から泡状になった断熱材を隙間なく吹き付ける工法です。壁はもちろん、屋根や天井にも吹付出来ます。断熱というのは場所によって厚みを変えていくのですが、屋根は160㎜、壁は80㎜。それぞれ定規をあてがいながら吹き付けていきますので、均一にスマートな施工が可能です。気密性もグラスウールが4%なのに対して、ダルトフォームは0.1〜0.6%と格段に違います。気になるコストですが、グラスウールの材料費、人件費と考慮しても、同等、又は安価に納まります。工期も新築一棟が1日で終わりますので、その分コスト削減、工期短縮にもつながります。新築だけでなく、リノベーション、リフォームでも対応可能です。使用頻度の高いお部屋に限定して断熱改修を行うこともできます。実は私の自宅改修工事にも採用しましたが、11月の工事で外は肌寒かったのですが、断熱工事を行った瞬間から、その空間に温かみを感じたくらい効果バツグンでした。もちろん冷暖房費の節約にもつながり、住む方の健康にもつながります。(年間6〜7万円の光熱費の削減につながります。)いいことばかりの断熱工事、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

このトラックの荷台の機械で断熱材を調合します。

現場は壁下地工事や電気配線を全て済ませておき、養生もしっかり行います。

隙間なく、きれいに断熱材が施工されました!

壁断熱の様子。見るからに暖かそうです。

余った断熱材は手作業できれいに落とします。

屋根断熱の様子。スペーサーを貼付け後にしっかり吹き付けます。

配管や配線が混在する場所でも隙間なくしっかり施工できるのが素晴らしい!

今回の工事でもしっかり施工してくれました。