有限会社 比留間工務店

 東京都府中市の有限会社比留間工務店のホームページです。

地元府中市で50年以上地域のホームドクターとして日々活動しております。

現在は耐震補強も兼ねたスケルトンリノベーションを中心とした内容で

皆様の快適な住まいづくりのお手伝いをさせていただいております。

お住まいに関するお悩みやご相談など、お気軽にご連絡ください。

有限会社 比留間工務店
東京都府中市押立町4-39-13

TEL:042-482-1210

ひるまこうむてん若獅子日記-243 スケルトンリノベーション-5

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床下地工事完了です。

平成30年2月23日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。連日オリンピックも盛り上がってますが、まだまだ寒いですね。風邪やインフルエンザもそうですが、住宅にはヒートショックなど冬ならではの危険もあります。なるべく空間同志の温度差をなくすのが理想なんですが、なかなかそうもいきません。少なくとも、事故の多い浴室、洗面脱衣室、トイレ等は使用する前にあらかじめ暖めておくような工夫をしておけば危険性は低くなります。窓の断熱性の向上や暖房器の設置で大幅に環境は改善されますので、お困りの方は是非ご相談ください。さて、現在着工中のスケルトンリノベーションの現場も順調に進んでおり、前回紹介しました床下地工事も完了して天井下地、天井断熱工事へと進んでおります。天井は野縁(ノブチ)という下地材を石膏ボードの寸法に合わせて等間隔に組んでいきます。その上に断熱材を充填し、石膏ボード等の天井材を貼って完了です。(今回の仕上げはクロスを貼りますよ。)断熱材は天井や屋根タルキに収めたりしますが、今回は天井に155ミリ厚のグラスウールを敷き詰めます。既存の天井は断熱材はなく、夏は恐ろしく暑かったようです。性能向上こそがリノベーションたるものなんですよね。これから先はフローリング貼り、壁下地、建具枠(ドアや引き戸)取付といった具合に進んでいきます。いよいよ躯体工事から仕上げ工事へと移っていきます。

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これはシステムバスが設置された様子です。今しか見れない貴重な?様子ですよ。

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天井工事は野縁組み→断熱材充填→ボード梁の手順です。

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床→天井と下地工事が決まってくると部屋らしくなってきますね。

ひるまこうむてん若獅子日記-242 農作業場改修工事

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工事前の様子。どこか懐かしさが漂う感じでした。

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改修工事後。現代風にアレンジ。もちろん性能もアップしてます。

平成30年2月19日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。いやー、現在行われている冬季オリンピック、連日日本人選手たちの活躍は本当にお見事ですね!怪我を抱えながらの圧巻の演技だったり、連勝街道まっしぐらの中プレッシャーに打ち勝っての見事な快走ぶりだったり、観ているこちらの方が励まされるようなシーンがありました。私たちの工務店もあの舞台には及ばないまでも、お客様に対し少しでも多くの満足や喜びや感動を与えられるような仕事をしなければならないと思うところであります。さて、今回は昨年秋頃からつい先日まで工事させていただいた農作業場改修工事の紹介です。一部古材を使用した車庫を含めた農作業場の改修のご依頼をいただきました。築年数は不明ですが、間口3間×奥行2間の木造2階建の周囲に屋根が設けられている倉庫、車庫、農作業場の役割を果たす建物でありました。屋根はトタン葺き、外壁もトタン(波板)、窓や戸は木製といった形でした。せっかく改修を行うのであればさらに長い年数ご使用していただきたいですし、見た目も一新したいということで、屋根はガルバリウム鋼板にて葺き替え、外壁はサイディング貼り、窓や入口はアルミ製にし、建物本体は金物補強及び外部を構造用合板にて耐震補強を行いました。あと少し手を加えれば人が住めるくらいになりました。さらに車庫スペースは古材を使用した下屋方式でしたので、すべて撤去し新規にカーポート屋根を取付けました。(YKKAP製のレイナポートグラン、レオンポートneoを採用しました。)コンクリートはクラック(ひび割れ)が多く発生していたので、新規にコンクリートを打設しました。車が乗っても大丈夫な厚み、砕石50ミリ+コンクリート10センチにしました。(もちろん鉄筋も配筋してあります。)夜は暗くなっても心配ないようにLEDのスポットライトを2台取付し、機能面でも充実を図りました。せっかくお金をかけて工事させていただくので、ソフト面、ハード面ともに充実した工事にしたいという意気込みで打合せ段階から工事にかけて挑みました。さらに今後野菜を洗うためのスペースの改修工事を進めていく予定です。住宅に限らず色々な用途の建物の改修工事も行っておりますので、もしこのようなケースの工事をお考えの方は是非お気軽にご相談ください。

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工事前:正面から

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工事完了後:正面から

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工事前:車庫の様子

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工事完了後:車庫の様子(YKKAP レオンポートneo)

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工事前;別角度から

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工事完了後:同上角度より

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工事前:裏側より

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工事完了後:同上角度より

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工事中:構造用合板を貼り、耐震性を向上させました。オレンジ色は防蟻消毒を行ったものです。

今回はここまでです。次回もよろしくお願いします。

ひるまこうむてん若獅子日記-241 スケルトンリノベーション-4 

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床下地工事の様子

平成30年2月15日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。今日あたりは大分過ごしやすいですが、来週の天気予報には雪マークが・・・。油断しないように体調管理にはお気を付けください。さて、予告させていただいた通り、今回はリノベーション現場の床下地工事の紹介です。この現場は鉄骨造の2階部分に木造住宅が建っているという混構造なので、床下地に土間コンクリートがあります。また、通常の木造住宅の納まりより床下の懐が少ないので床下収納は設けられませんが、工法は基本的な木造軸組み工法の床組としました。今回の場合は柱を支える土台に対して大引という角材を約90㎝間隔で流します。大引は土台にも相当する部位になりますので、90㎝間隔に柱に相当する束というものを入れます。(最近では鋼製束といって金属製で高さ調整ができるものが主流です。)さらに根太という床を支える角材(40mm×45mm程)を約30㎝間隔で大引と直角方向に流します。そして根太と根太の間に断熱材を充填し、下地床として12ミリの構造用合板を貼って下地の完成です。この後は天井を仕上げた後に化粧のフローリングを貼っていきます。今回は床が二重になるので丈夫ですよ。一言に床下地と言っても色々な工法がありますので、現場の状況やご予算に応じて工法を決めていきます。床下地ができたことで足元も良くなり今後の工事もやりやすくなりますね。次回もよろしくお願いします。

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縦方向のものが大引、横方向が根太です。

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大引を固定します。

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これが大引を支える鋼製束です。ビスと接着剤併用で固定します。

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鋼製束です。中央の柄の部分を回して高さ調整した後に上下のナットで固定します。

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現場に搬入された床の断熱材。

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こんな感じで根太と根太の間に充填します。

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断熱材と同時に下地の構造用合板を貼っていきます。

ひるまこうむてん若獅子日記-240 スケルトンリノベーション-3

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システムバス(ユニットバス)が設置される部分です。耐震補強、断熱、換気扇配管等も完了です。

平成30年2月9日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。ここ数日はいくらか陽気が安定しているでしょうか。ところが福井県では37年振りという大雪に見舞われていますね。積雪が1.3メートルを超え、車両の立往生もようやく昨日解消されたようです。記録的な豪雨や大雪、または火山の噴火等ここ最近は予想もできないような自然災害が多く発生しています。報道を見るたびに日ごろの備えの重要性を改めて思うところであります。さて、今回は3回目となりますスケルトンリノベーションのレポートです。前回紹介しました耐震補強や壁の断熱工事もほぼ完了し、各設備工事を進めながら大工工事は床下地工事を進めている段階です。床をふさぐ前にやっておかなければならないのが給排水給湯設備工事。簡単に言うと水道工事ですね。今回は大幅に間取りを変えてますし、すべての水回りの設備も一新します。よって各種配管も新築同様に新規に行います。大工工事も新しい工法や建材が出てきていますが、水道工事のおいても進化してますよ。少し前だと水道配管というと鋼管、銅管等の金属製の配管や塩ビ質の配管が多く、皆様におかれましてもそのようなイメージが強いと思われます。しかし最近ではポリブデン管という樹脂製の配管材が主流になってきています。樹脂製なので配管する際の自由度、つまり施工性も良く工期短縮になります。また鋼材に比べ熱伝導率の低いので、保温保冷性も抜群です。(熱伝導率は鋼管の1/250、銅管の1/1700です。凍結のリスクも低いですね。)サビの心配もなく衛生的。その他耐久性、耐薬品性、流動性にも優れいい事づくめですね。当店ではよく床暖房の配管に使用してましたよ。設備工事では給排水給湯設備工事と合わせ、電解設備工事も配線から器具に至るまで新規に行っていますので、これから先数十年と安全にお住まいいただけます。今回のような全体的な改修工事でなくても部分的なリフォームでもポリブデン配管は多く採用しております。もしご興味や関心を持たれた方はお気軽にお声掛けください。次回のレポートもお楽しみに。

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このように床下を配管していきます。青が給水管、赤が給湯管です。

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床から各壁へ配管を立ち上げます。写真は給湯器用の配管です。

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ネズミになった気分で・・・。床下はこんな感じです。次回は床下地工事のレポートです。

ひるまこうむてん若獅子日記-239 バリアフリー化と省エネ化

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40年以上ご使用のトイレ。今ではめずらしい隅付タンクです。

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省エネ型便器+ウォシュレットに取替、合わせて手すりも付けました。合わせ技で一本です!

平成30年2月5日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。若干ですがここ数日はやや暖かい日が続いておりますが、インフルエンザが猛威を振るっているようです。分かりきったことだと思いますが改めて手洗いうがい、睡眠、バランスの良い食生活でインフルエンザや風邪を予防しましょう。さて今回は先週完了したばかりの工事のご紹介です。40年以上ご使用の便器が水漏れを起こしたのを機に便器の取替のご依頼をいただきました。今までウォシュレットも設置されていませんでしたので、合わせて設置させていただきました。既存の便器は隅付タンクで洗浄に使用する水量も多いものでした。(約13〜20リットル)そこで今回はTOTOピュアレストQRというスタンダードでありながら洗浄水量4.8リットル(大の場合。小の場合は3.8リットル)という省エネ型の便器に取替えさせていただきました。機種によって排水管の立ち上げ位置が異なりますが、TOTO製の便器にはリモデル対応の機種があり、排水管の切り回し等の工事を行わなくても割と簡単に取替できるのです。また、打合せの際にトイレに行くまでの同線(経路)に手すりがほしいとのお話も伺いましたので、廊下及びトイレ内に手すりの設置も行いました。手すりの取付はより安全性を確保しなくてはいけませんので、手すり用の木製ベースを取付けた後に手すりを取付けました。トイレ内に関しては歩行の補助と便座に座った際の姿勢維持、立ち上がる際の補助と1人3役的な役割を果たしています。それぞれの高さや位置は事前に細かく打合せをさせていただきました。工事が終わってその様子をお客様が目にしたと途端に大変お喜びいただいたので、こちらも寒さが吹っ飛ぶくらいうれしくなりますね。年齢や家族構成とともにライフスタイルも変わってきますので、ライフスタイルの沿った住環境づくりというのは超高齢化社会に突入した我が国にとってとても重要になってきます。ちょっとしたことでも何かお困りのこと等ございましたらお気軽にご相談ください。

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廊下の手すり工事前・・・

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こんな感じでバッチリ取付けました!

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別角度からのトイレ内の手すり。こうして見ると手すりと言えどもけっこうおしゃれです。

ひるまこうむてん若獅子日記-238 凍結対策

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一般的なガス給湯器。冬場に使えないと非常に困りますね。

平成30年2月2日

 こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。今年も残り11か月となりましたね・・・。冗談はさておき、寒いです。とにかく寒い。1月22日の雪もなかなか解けないうちに昨日から今日にかけて東京でも積雪がありました。この寒波の影響で東京でもとてつもない寒さになり、府中市ではマイナス8.5度を記録しました。40数年ぶりっていうくらいですから生まれて初めて東京で経験する寒さでした。そんな寒さの中ですので、当店のお客様の中にも給湯器が使用できないというご連絡が数件ありました。幸い大事には至りませんでしたが、水道管や給湯器の凍結は対処方法を誤ると大事になりますので、ここでは簡単に対処方法を説明します。まずは水道管。水道管の凍結防止策は常に水を出しておくことです。ただ普通に出しては水の無駄使いになってしまいますので、どこか1カ所だけでもごく少量の水を夜中の間も出しておくことです。そうすることによって配管内の水が常に動いていることになりますので、凍結を防止できます。次に給湯器のお湯が出ない場合の対処方法です。スイッチが入るのに、お湯が出ない、またはごく少量しか出ないという場合基本的には気温の上昇とともに給湯器付近の解凍を待つことです。ただそれでは困るという場合は下記の通り、

  1. 給湯器の運転スイッチを切る
  2. 給湯器のガスの元栓を閉める
  3. どこか1カ所お湯の蛇口を少し開ける
  4. 給湯器下の止水栓レバーをタオル等で包み、30〜40度のぬるま湯をかける
  5. 止水栓レバーが作動すれば解凍しているので、お湯が出るかを確認する。

*熱湯は絶対にかけない、直接配管にお湯をかけない、この2点は守ってください。

 以上が対処方法になります。もしお困りの際は当店にもお気軽にご連絡ください。

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これが給湯器の止水栓です。凍結しているとこのレバーが動きません。