ひるまこうむてん若獅子日記-218 完成!外装改修工事-外壁・防水編
工事前の様子:屋根周りの塗装が落ち、鉄骨部分もサビが目立ちます。
工事完了後:配色もアレンジし、きれいに仕上げりました!
平成29年2月22日
こんにちは。(有)比留間工務店の齊藤です。2月も後半に入り、暖かい日もありますが、空気が乾燥しており全国的にも火災が多く発生していますね。先日府中市内でも住宅3棟が延焼する火災が発生し、私も消防団員として消火活動を行いました。ホース10本を延長しての消火活動でしたが火元の住宅の延焼はひどく、他2棟も窓ガラスが激しく割れて、建物内にも火が届いてしまうほどでした。改めて火災の恐ろしさと、火の用心の大事さを痛感しました。火災警報器の点検、交換や消火器の設置、点検はもちろん、火の元の確認だけは徹底していただきたいと思います。さて、今回は215号で紹介しました外装改修工事が完成しましたので、「外壁・防水編」として施工事例を紹介します。屋根ではコロニアルの上にガルバリウム鋼板の屋根材をカバーリングする工法でしたが、外壁、鉄骨部分(手すりや柱)、雨樋、軒天井等の部分は塗装によるメンテナンスになります。主に耐久性の高いウレタンエナメル系の塗料を使用しました。塗料も塗装する部分の材質により変えていきますし、サビ止めや下塗りも行います。外壁に至っては3回塗を基本としています。クラック(ひび割れ)が発生している箇所はカチオン処理(下地を固める処置)や補修を行いながら塗装していきます。鉄部は入念なケレン作業(古い塗膜を落とす作業)とサビ止めを施してからしっかり塗装します。仕上がってしまってからでは見えない部分ではありますが、一言に塗装と言ってもそこに至るまでにはしっかりとした下準備が必要なのです。それを怠ったり、除外してしまうと、10〜15年の耐久性が半分以下、場合によっては2〜3年で塗り替えが必要になる場合もあります。また、今回は塗装と同時に2階バルコニーや通路の床の防水工事を行いました。今まではコンクリートが打ちっぱなしの状態だったので、雨での湿気が下に伝わりコンクリートを支えている鉄骨のデッキ部分のサビにつながっていました。外装工事の際には足場を設置しますので、足場の上からよく点検をし、傷んでいる場所があればしっかりメンテナンスを行うのが基本です。木部も塗料がはがれてしまっては紫外線によって劣化していきますので、定期的な点検、メンテナンスをおすすめします。そしておまけにもう一つ、照明器具も蛍光灯の古い器具でしたので、LEDの器具に取替えました。(照明器具の寿命も10年と思ってください。電気関係のトラブルも火災につながる可能性があります。)当店では年間数棟このような外装改修を施工させていただいておりますので、ご興味を持たれた方は是非ご相談ください。
屋根(破風板)の塗料がはがれてしまっていますが・・・
しっかりと化粧直ししました!
水が回ってしまってデッキがサビてしまっていましたが・・・
しっかり防水を行い・・・
デッキもこの通り塗装しました!
2階通路の塗装、防水前の様子
こちらもしっかりお色直し!
通路のパネルも劣化が進んでいましたので・・・
耐久性抜群のポリカーボネート板で貼り換えました!
照明器具も・・・
LED器具で省エネでもっと明るく!
木部の傷んでいる部分もしっかり直しましょう!